
監督:実相寺昭雄
脚本:大岡信
出演:ジャネット八田、花ノ本寿、寺田農、岸田森
【あらすじ】from Amazon
13世紀後半、後嵯峨法皇の院政時代。帝位を弟に譲り世捨て人のように過ごす後深草上皇(花ノ本寿)の寵愛を受けている四条(ジャネット八田)は、霧の暁こと西園寺大納言(寺田農)や高僧・阿闍梨(岸田森)らの愛を受け、そのつど身ごもるが、生まれた子はすべて彼女から引き離されるに至り、自らのはかない存在を痛感し……。
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「あさきゆめみし」と言えば源氏物語かと思いきや、この映画の舞台は鎌倉時代の宮中。
武士の時代であり、京の貴族たちの退廃的な意を反映させているかのように画面はほぼ暗く、実相寺監督独特のカメラーワーク(接写、望遠、ローアングル、逆光など)の冴えもイマイチな感じ。
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さて、ロケ地確認。(オリジナルのキャプチャーは画面が薄暗いので明度を若干あげています)
▼ 京都御所。
▼ 上賀茂神社。
▼ 大沢池と大覚寺・心経宝塔。
▼ 三井寺・光浄院。
▼ 大覚寺・御殿川。
▼ ここは「酵素」でしょうか?
▼ 場所不明の山道のシーン。一瞬、崖のコンクリート施工が映っちゃてますよ。(@_@;)
▼ どこのお寺やろか? お地蔵さんがたくさんいてはります。
▼ 落合トンネル……らしいんですが、鎌倉時代に人工トンネルはあったんでしょうか? ようわかりまへん。
▼ 三井寺……なんかなあ?
▼ 三井寺・唐院門。
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前半の宮中の話は退屈。後半、四条が旅に出てからそこそこ面白くなってきましたが、オイラには「京都度」がなかったら最後まで見れなかったであろう、苦行を強いられる映画でありました。