
監督:実相寺昭雄
脚本:石堂淑朗
出演:田村亮、司美智子、佐々木功、田中三津子、花ノ本寿、岡村春彦、岡田英次
【あらすじ】from Amazon
琵琶湖近くの旧家、日野家の長男でありながら父の後を継ごうともせず仏像の研究に没頭している正夫(田村亮)と、なぜか持ち込まれる縁談を断り続けている姉の百合(司美智子)は、ある雨の日の午後に一線を越えてしまった。やがて百合は妊娠してしまうが、正夫は彼女を書生の岩下(花ノ本寿)と結婚させ、自分は仏師(岡田英次)に弟子入りする……。
まあ、この映画の教訓は、「あの世なんか信じへん。死んだら終わりや」と言う男には近寄るな。周囲に不幸をまき散らかしまっせ、ということやとオイラは解釈しました。
約2時間20分、近親相姦やら3Pやら投身自殺などの鬱ストーリーをまじめに追いかけてきて、エンディングが「これか!?」というような内容の映画でありました。(。´・ω・)?
いやいや、実相寺作品は計算つくした構図の妙という映像美を堪能することが第一義なのを忘れてた。
(オリジナルのキャプチャーは画面が薄暗いので明度を若干あげています)
▼ カメラの横移動速度と奥を横切る人物の歩く速度、現れ方のタイミング。
▼ 演技中に新幹線が走り抜けることを想定した構図。
探せばもっとあるんですがキリがないんでやめときます。
▼ カメオ出演のムラマツ・キャップ。意味不明な役ながら、今回はちょこっとだけ台詞があります。
主人公の田村亮氏は、滋賀県在住という設定なんで滋賀県東南部のロケシーンが多いんですが、京都市内の仏師に弟子入りしはるんで京都のシーンもございます。
▼ 子どものころ見た風景。どこやったんやろ?
▼ 修学旅行生でにぎわう二条城。
▼ 観光寺院のようです。どこなんでしょう?
▼ 法観寺(八坂の塔)。
▼ 安井金比羅宮の鳥居。
▼ 安井のラブホテル街。安い!
▼ 東福寺。
▼ 仏師の家の近辺。洋館めいた建物や旅館・船橋というヒントがあるんやけれど場所の特定できず……。
▼ この映画でオイラが注目したのは、EDの仏師の妻役の田中三津子さん。男を潤んだ目で見る欲求不満若妻のベタベタ演技なんですが……。
▼ 田村亮氏とのベッドシーン。なんやら脇に違和感が? よく見ると……。
▼ 脇毛~ぇ! もしかして元祖脇毛女優?
▼ 見よ! 坊さんと地獄極楽問答する田村亮氏の雄姿。(笑)
天国には美味い酒とキレイなネエちゃんがいてはんねんから、極楽にも快楽はありまっせ。たぶん。(^_-)-☆