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【内容紹介】from Amazon
ロック界最重要アーティスト、ボブ・ディラン。日本ツアー直後、75歳の誕生日(5/24)に合わせて2015年1月発売『シャドウ・イン・ザ・ナイト』以来となる、通算37作目のニュー・スタジオ・アルバム『フォールン・エンジェルズ』を急遽発売。『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』に続く、フランク・シナトラなどが歌ったアメリカのトラディショナル・スタンダード・ナンバーをカバーした作品で、ジャック・フロスト(=ボブ・ディラン)・プロデュースとなる。ツアー・メンバーとの一発録りで、伝説の職人エンジニア、アル・シュミットとともにLAのキャピトル・スタジオにてレコーディングを行なった。
「すべて一発録り。カバーされすぎて本質が埋もれてしまった曲たち。本質を墓場から掘り起こして、陽の光を当てたのさ」 by Bob Dylan
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ハッピー・バースデー・ディラン御大!
ボブ・ディラン御大の誕生日の今日(5月24日)、ニュー・アルバムがリリースされましたがな。
またもや前作『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』同様のアメリカン・トラディショナル・スタンダード・ナンバー集でおます。
1920年代から1950年代にかけての古い歌のカバー集で、スタンダードやと言われても、オイラにゃ聴いたことがない歌ばっかりでおます。
今作もほとんどフランク・シナトラがらみの選曲のようだすが、唯一シナトラがからんでない「スカイラーク」が、1970年代初頭『セルフ・ポートレイト』のころのアレンジぽくて、初聴ではエエ感じに思えました。
こんなにも聴き心地がエエ、ボブ・ディランなんて、ボブ・ディランやない! と思ってしまうほど、豊潤でまろやかな大人のディラン・ミュージック・アルバムでしたがな。
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この道がわたしたちをどこに連れて行ってくれるのか、
いったい誰がわかるというのだろう
わかったふりをするのは愚か者だけ
でもこのわたしにあなたをずっと愛させてくれたなら
あまりにも確かなことだよ、わたしがあなたをずっと、とことん愛するのは
訳/中川五郎