「私語厳禁」な職場で、ノイローゼになったおしゃべりな人がいてはるという。「私語OK」な職場で、おしゃべりな人に一方的に話しかけられてノイローゼになった無口な人がいてはるという。げに恐ろしきは「私語の世界」。
いやいや、今回のテーマは「死後の世界」でおました。(/ω\)
▼ 六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)では毎年8月7日~10日、ご先祖の霊(お精霊(しょらい)さん)をお盆に迎えるための行事(六道まいり)がおこなわれておます。
ウチのオカンが今年1月に鬼籍に入り、初盆の法要は先日行ったばっかりなんだすが、偏愛京都主義者のオイラとしては迎え鐘ついとかなあかんでしょ? 宗派を問わないところが、うれしいやありませんか。
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8月7日(日)
▼ 7:00 やって来ました京阪電車・清水五条駅……と思いきや七条駅でんがな!
▼ 車内でずっと眠ってたせいで、降りる駅を間違えたようだす。改札口を出てから気付きましてん。(+_+)
▼ 六道珍皇寺方面にブラブラと歩いていると、何やら広い道路に出ましたで。奥に見えしは豊国神社やおまへんか。
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この辺なら、京都国立博物館と三十三間堂は行ったことがおますが、豊国神社へ来るのは生れて初めてだす。これは豊臣秀吉公のお導きなんやろか?
とりあえず、オイラ的「真田丸紀行」スタート。
▼ 秀吉公の暗黒面を今に伝える耳塚(鼻塚)でおます。
▼ 秀吉公をご祭神として祀る豊国神社(とよくにじんじゃ)。愛称は「ホウコクさん」。
▼ 国宝の唐門は伏見城の遺構やと伝えられておます。
▼ 秀吉公のシンボルマークと言えば千成瓢箪。神社でひょうたんを育ててはります。
▼ 豊国神社で道草食ってる場合やおまへん。早く六道まいりに行かな、と神社を出たら方広寺の石塁が目に留まる。大坂冬の陣の発端になった梵鐘を見たいやおまへんか。
▼ 方広寺の梵鐘。鐘に刻まれている文字が、予想外に小さいかったでおます。
▼ 「国家安康」「君臣豊楽」。こんな小さい文字によくぞ文句言うてきはったなあ。徳川家康の器の小ささにびっくりぽんだす。
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▼ やっと五条通まで来ましたで。五条坂は8月7日~10日まで陶器まつりだす。
▼ 六波羅蜜寺は萬燈会(8月8日~10日)。
▼ やって来ました六道の辻。六道珍皇寺はもうすぐでおます。
▼ 7:39 やっと六道珍皇寺に到着だす。
▼ 境内の様子。
▼ よみうりテレビが取材に来てはりました。
▼ まいり方がおまして、初めてなんでドキドキします。
▼ まずは高野槙(こうやまき)を購入(1束600円)だす。家に持ち帰って盆花にします。
▼ お坊さんが水塔婆へ戒名を書いてくれはります(300円)。「○○家先祖代々之霊」と書いてもらってはる人もいましたな。
▼ 7:52 次は迎え鐘をつかなあきまへんのやが、予想外に長い順番待ちだした。(゚Д゚)ノ
▼ 長蛇の列は、寺を取り囲むようにコの字型になってます。東西に走る八坂通は、ほとんど日陰がおまへん。
▼ 飲み物、団扇、扇子、帽子、女性は日傘が必携だす。熱中症対策は万全にしないとあきまへん。スマホで天気予報みたら、現在の東山区の気温は32.3℃でおましたわ。
▼ 9:01 ようやくお寺に入れそうだす。この人の多さは、初日で日曜日なんやからなんだすか?
▼ もうすぐ迎え鐘。ドキドキする。お賽銭を財布から用意。
▼ オイラの背後で取材中のテレビカメラが回ってるんだす。緊張しまっせ。結局、迎え鐘の写真を撮り忘れてしまいましたがな。これは2013年12月に来たとき写したものだす。
▼ お堂の中がどうなってるのかわかりまへんが、外に出てる紐を引っ張って鐘をつく仕組みになっておます。2回鳴らすんだすが、1回目を手加減して引っ張ったんで、鳴りが悪おました。強く引っ張らなあかんみたいだす。
▼ 迎え鐘をついた後、本堂にお詣りしました。ようわからんけど、お賽銭100円でローソク(小)、200円でローソク(大)をご本尊さんの前に灯してくれはります。それ以外の金額は賽銭箱へドゾ。オイラはローソク(小)を頼みました。
▼ 次は、線香(2本50円)で水塔婆を清めます。
▼ 最後は、お地蔵さんの前に置いてある高野槙で水塔婆を水回向し、水塔婆を納めて六道まいり終了だす。ヾ(≧▽≦)ノ
▼ 来週は五山送り火でお精霊さんを冥土へ送ります。どこから見よかいな?
▼ 10:01 祇園四条駅から帰阪。暑かったー。(*_*)
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