京都の山を歩くトレーニングのために大阪の山を歩く。
2週間ほど前、交野山(こうのさん)からくろんど園地へ歩いている道中、傍示(ぼうじ)あたりでオイラは一度道をまちがえているのだ。そのポイントがどこやったのかを検証するために、もう一度現地へ行ってみることにしました。
同じ道を歩くのは面白くないので、今回は、奈良時代から河内と大和を結ぶ道として利用されたというかいがけの道(峡崖道)を歩いてみることにしよう。
○
6月8日(日)のち
▼ 6:01 JR河内磐船駅に到着。
▼ かいがけの道の途中に龍王山への分岐があるようなので、龍王山にも登ってみよう。
▼ 案内板がまったくない。この道を進めばよいのかと早速不安がよぎる。
▼ 30分歩いて、ようやく案内板を発見したのだが、オイラがこれから行かんとする「かいがけの道」の表記がないぞ……石仏の道? 持参の地図を広げると……曲がる場所を通り過ぎてる〜!
▼ かいがけの道に行くには、この十字路で山側に進まなければならなかったのだ。道標なし。傍らに「弥生時代住居遺跡」の石標が建ってます。
▼ 「かいがけの道」の道標を発見。
▼ 住宅地を抜けると美しい田園風景。
▼ 6:57 まずは住吉神社で道中安全祈願。
▼ 神社の右に、かいがけの道の案内石柱がありました。レッツ・ゴー!
▼ 直進するとまたもや田園風景。畦道の横から山道へ入る。
▼ いきなり分岐。道標なし。どっちの道も道幅狭いし荒れているし、蜘蛛の巣だらけやんか……。
▼ この穴は何やろう?
▼ 一進一退を繰り返す。あまりにも蜘蛛の巣が多いので山への進行は断念。実はこの道、かいがけの道ではなかったのだ。オイラは道標を見落として山林作業路へ闖入していたのであったが、この時はそんなトンマなことをしているとはまったく思ってもいなかったのである。
▼ 7:50 別ルートで傍示に行くことにする。舗装道路なら道に迷うこともあるまい。
▼ このカーブミラーの向こう側に、何かありそうな気配がするぞ。
▼ そこは、交野市を見渡せるビューポイントでありました。
▼ さらに舗装道路を進むと、傍らに「南山弥生時代住居遺跡」の石標が建っていた。
▼ だんだん、龍王山に近づいているのを実感。
▼ 8:26 傍示の里に到着。
▼ 菅原神社の鳥居。崖の真下に建っているのでくぐっても前に進めない。トマソン? どうしてこうなっているのか謎である。
▼ 2週間前、道をまちがえていなかったら、この場所に出るハズだったのである。交野山方面に歩いて、まちがえた場所を検証してみよう。
▼ カーブせず、なんとここでオイラは直進してしまったのであるなあ。道標の矢印を見誤ってたんやー。
▼ 田んぼの端の分岐点。直進すると交野山。左折するとどこへ行くのか進んでみた。
▼ また分岐。右の登り道はどこへ? オイラは左の下り道を選択。
▼ 八葉蓮華寺の横を通過。
▼ オイラが町から歩いて来た舗装道路と出合う。では、いざ帰ろうぞ。
▼ 8:49 傍示側からかいがけの道で下山開始。
▼ 道幅が広い。ところどころに階段もあり整備されている。下山するまでに約20人ほどの老若男女とすれ違ったので、そこそこ人気のある道であるようだ。
▼ 8:55 龍王山への分岐点。石鳥居に到着。なんか荒れてる道やなあ。
▼ 蜘蛛の巣が多かったが、つぶしながら直登。次第に竹林になってきた。
▼ 9:13 竹林を抜け、龍王山(312m)山頂に到着。
▼ この磐座の上で、弘法大師が雨乞いの儀式をしたという伝説があるらしい。それゆえ、この巨岩は地元民から「龍王石」と呼ばれるパワーストーンであるようだ。ナデナデ。
▼ 9:27 石鳥居まで帰還。
▼ 9:29 かいがけ地蔵の前を通過。なむなむ。
▼ 今日はスズメバチを見かけませんでしたが、こんな注意書きが……。
▼ かいがけの道の各所に、「伏拝(ふしおがみ)」と呼ばれる石柱が建っていた。直接現地へ行って参拝できなかった古人の遙拝所であるらしい。
▼ かいがけの道の入り口付近にやってきたようだ。果たしてどこに出るのか?
▼ 9:43 振り返って撮影。うへ! ここか! オイラは道標に気づかず直進してしまい、誤って田んぼに行ってしまっていたのだ。
▼ 住吉神社にてしばし休憩。(-。-)y-゜゜゜
▼ 10:18 JR河内磐船駅に無事帰還。
▼ この駅も、券売機前にツバメが巣を作っていた。ツバメは電車が好きなんやろうか?
○