ニュースによると、8月16日の京都府内は局地的豪雨があったようで、京都市内のマンホールでは雨水が逆流して噴水したり、用水路に転落して亡くなられた方がおられたり、避難勧告・避難指示が出た地域もあるという大変な悪天候であったのだ。
大文字山がある左京区も、18時までの1時間に約100ミリが降ったとみられ、京都地方気象台は「記録的短時間大雨情報」を出す始末。
こんな荒天で五山送り火が実施されるのか? 谷口キヨピーさんのラジオを聴いていると、近年では1963年に荒天のため延期となり、翌日実施になったとゆーてはりました。
18時。「実施に向けて準備中です」というツイートを読んで、とりあえず傘持って曇り空の大阪を出発。
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大雨の天気予報で、もしかしたら五山送り火が延期になる可能性があるという条件下で、大阪から京都へ送り火を見に行く酔狂な御仁が数多くいるハズもなく、例年なら京阪特急は満員なのだが、今年はシートに座れる余裕さえありましたでえ。
下車しようと思っている神宮丸太町駅は普通電車しか停まらないので、一度、三条駅で特急を下車。
ところが、やって来た出町柳行き普通電車はチョー満員。今年は近場の人が、雨もやんだし行まひょか、てな感じで点火する20時間際に大勢来はったのかなあ? (市内の人出は約4万人で昨年の半数。(京都府警調べ))
▼ 19:40 京阪・神宮丸太町駅下車。天気は。鴨川が増水のため左岸は立ち入り禁止。
▼ 右岸は荒神橋まで歩行可能でした。
▼ (写真では分かりずらいが)荒神橋の上は点火待ちの人でいっぱい。しかもオーブが飛んでるぜ。
▼ 府立医科大学付属病院の敷地から見ようと思い立ち、移動。ところが門前に立っていた警備員に「今夜は立ち入り禁止です」と止められちゃった。(;´Д`)
よし、ならば京都御苑や! と急ぐ。
▼ 20:01 清和院御門をくぐる。大宮御所の北側。人はいっぱいいはったが、場所が広すぎるのでまったく苦にならない。
▼ 20:05 ついに大文字山に「大」がくっきり浮かび上がる。なむなむ。
▼ 高湿度。雲間に雷光が見え、傘いらずの少雨が時たま降りましたが、昼の天気を考えると今の状況はまさに僥倖。
▼ 心霊写真じゃありませんからね。
20:45 大の字がほぼ消えかかる頃には、もう誰もいなくなっちゃいました。
▼ 静かになった大宮御所の塀の下をネコが歩いていたのだが、写す間を与えず、闇に消え去ってしまったなり。
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【オイラの観賞地と見えた送り火】(点火時は傘いらずの素晴らしい実績!)
2005年 吉田山………………………………………大文字
2006年 京大農学部総合館(部外者立入禁止)……五山すべて
2007年 吉田山………………………………………大文字
2008年 自宅にてKBS京都テレビの生中継視聴……五山すべて
(夕刻雨天だった為、京都には行きませんでした。点火時間には雨はやんでいたようです)
2009年 銀閣寺道……………………………………大文字
2010年 出町柳………………………………………大文字、法
2011年 嵐山渡月橋…………………………………鳥居形、大文字
2012年 善気山………………………………………五山すべて
2013年 北白川………………………………………大文字、船形、左大文字、鳥居形
2014年 京都御苑……………………………………大文字
2015年 ?
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