3月15日(日)
今日は清涼寺でお松明式という行事があるのだが、京都三大念仏狂言の一つである嵯峨大念仏狂言も奉納されるという。
京都の伝統芸能をまったく体験したことのないオイラは、無料ということもあって観てみることにした。
15時30分の開演時間までは、一か月半ぶりの山歩きです。
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▼ 10:58 やって来ましたJR嵯峨嵐山駅。
▼ 丸太町通で、ふと愛宕山を見てみると……
▼ 今から行くことになるであろう山の上から愛宕山に向かって何かが飛んでいくぞ! 天狗? 鳥?
▼ 11:32 嵯峨天皇陵に通じる山道は5月29日まで工事中で立ち入り禁止。
▼ この辺りはのどかだねえ。
▼ 11:44 後宇多天皇陵。
▼ 天皇陵を過ぎると山道になってきた。ランニングしてる人もいる。
▼ 11:59 長刀坂を登りつめた場所。遺棄されたグロリアのそばの石段が長尾山への道。
ところが、偶然出会った犬の散歩に来ていたおじさんが「そっちに行っても住宅の裏にしか行けませんよ」と仰る。「今から広沢池を眼下に見れる山まで犬と行きますねん」
そんなこと言われても……今日の目標は長尾山なんで初志貫徹。オイラは石段を登ることにした。
▼ 分岐が多い。しかし序盤の分岐はいずれの道も本線につながっているような……
▼ 展望もよい。
▼ 住宅の裏を通過。
▼ 宮内庁の看板が目に入ったが、もうすでに立ち入っているのだ。
▼ 進んでいくと「蓮華峯寺陵飛地ろ号」という場所に着いた。土がこんもりとした場所なので古墳なんでしょう。
▼ 飛地ろ号からの展望もよい。
▼ さらに進むとアップダウンを繰り返す尾根道。お助けトラロープもあります。
▼ 広沢池。
▼ 分岐。右は登り、左は平坦。
どっちへ行くべきか悩んでいると、背後の草木がガサガサ。イノシシかと驚いて振り返ると、登って来る男性であった。「どっちも同じ場所に着きますよ。右は長尾山です」 感謝!
左の道に目を向けると、20mほど先に旗のようなものがひらめている。何やろ?
▼ 正体はこれ。この場所は絶景ポイントであった。
▼ 12:41 長尾山に到着。
▼ 長尾山からの展望もよい。
▼ 京見峠方面に進行。分岐が多いので悩む。
▼ その都度、スマホアプリの「地図ロイド」で国土地理院の地図を表示させて道を確認。
▼ 13:03 十字路になっている京見峠に到着。
今から北嵯峨の町中に下山してしまったら、大念仏狂言の開演時間まで長いこと待たなければならない。ならば、国土地理院の地図には記載されていない道を行ってみようじゃないか。踏み跡がはっきりした道のようなので、たぶん大丈夫であろう。
▼ 13:10 朝原山を通過。
▼ 十字路に到着。
▼ 13:13 天皇陵まで行って戻って来るつもりだったのでそのまま直進。
▼ 右手に愛宕山の雄姿。
▼ 13:23 嵯峨天皇陵の目前でストップ。ここから北嵯峨へ下山できそうな道があったが、もしそこも行き止まりだったら困るので、さっきの十字路まで戻ることにする。
▼ 行きは軽快に駆け降りた坂道も、帰路はシンドイ。
▼ 13:30 その道中、カラーテープがある枝道を発見。もしや観空寺谷林道につながる道か?
▼ やや荒れた道に侵入。カラーテープが頼りなのだ。
▼ 突き進むと傾斜がきつくなってきた。滑る。
▼ 急斜面の奥に林道らしきものが見えてきた。やれやれ。
▼ 13:47 無事、観空寺谷林道に到着。
▼ 有栖川は蛍が棲むキレイな川です。
▼ 14:04 大念仏狂言開演時間までまだ余裕があるので曼荼羅山も行っておこう。
▼ 薄暗い谷を登る。
▼ 登りか下りかの分岐。右の登り道を選択。
▼ 14:17 曼荼羅山の火床に到着。
▼ おっ! 黒ネコ発見。2回しか来たことがないが、この山でのネコ遭遇率は100%である。
▼ 「魔法使いと黒猫のウィズ」やっとこう。
▼ 14:43 無事、下山。
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▼ 15:05 やって来ました清涼寺。
▼ もう座れる席がない。
▼ 嵯峨大念仏狂言は無言劇なので、開演前に演目『羅生門』についての解説があった。
▼ 15:30 開演。鬼さん登場。
▼ 白衣の人は源頼光はん?
▼ 渡辺綱と鬼の決闘シーン。
▼ 鬼の腕を切り落とした綱。めでたしめでたし。
▼ 16:30 終演。
言葉数が多くても他人に伝わらない時があるっていうのに、無言でも伝えられるもんなんやねえ。しみじみ。
▼ 20時の行事に使われる松明がスタンバイ中。
▼ 16:50 大阪へ帰還。
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