先週末、担当医から「ステージ3Bの肺がんです。リンパ節への転移も見受けられるので外科手術はできません。今後は放射線と抗がん剤との同時併用で治療を進めたいと思いますが、どうされますか?」と言われましたがな。
肺がんを懸念されてた人が気管支鏡検査を受けて、実は肺炎やったという話をネットで読み、オイラもそういう類やなかろうかと軽く思ってたんだすが、まさかまさかの肺がん認定だした。
オイラの人生史上、最もドラマチックな展開だす。
黒髪の乙女の二、三人が泣き崩れてくれはってもエエくらいのレベルやと思いますねんけど、傍らの女性看護師さんは淡々と担当医とオイラとの会話に耳を傾けてはるのでした。
「セカンドオピニオンを希望なさるなら、別の病院への紹介状をお書きしますが、どうされますか?」
ボォ~っとする暇を与えず、「現実」が鋭い剣をオイラに衝きつけてくるやおまへんか。
で、4月からまず2週間ほど入院することにあいなりました。
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「何か訊きたいことはありますか?」と担当医が言うので「余命はどのくらいでっか?」と訊ねる。
「今後の治療によって変わって来るので何とも言えませんが、生きられたら儲けものと考えといてください」と、オイラに忖度させない回答だした。
今日、この病院が発表している「肺がん3Bの5年生存率」を見つけました。1995年1月~2005年6月の統計で、ちと古いだすが、
1年目 86.4%
2年目 61%
3年目 56.5%
4年目 46.8%
5年目 43.4%
1年目でコロッと逝っちゃうこともあり得るけど、2年目からが分かれ目のようだすな。
53歳と10か月目の春は、病院暮らしからスタートだす。
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