Quantcast
Channel: なのにオイラは京都へゆくの?
Viewing all 459 articles
Browse latest View live

備忘録:URBANO L01 初号機逝く

$
0
0

 前々回のブログで、峰山へは二度と行くまいと書いたのだが、よくよく考えれば、実は峰山は魅力的な山やないかと思い至った。

 ほどほどに登りよい標高の低さ。
 高雄・栂尾の人里からさほど離れていない立地。
 されど、人が寄り付かないマイナーな山。
 適度に荒れた山道。

 プチ秘境探検という目的なら最適な山やないですか!

 そうだ峰山、行こう。

 準備万端。

 充電を終えた愛機urbano L01を手に持ち、スリープを解除して、解除して、解除して……

 なぬ! 解除できん! どこを押してもまったく反応がない。ずっとブラックアウトやないか!

 ボタン長押しで再起動はしたものの、差し込んでいるSDカードを認識しなくなっていた。

 オイラは1分でスリープする省エネモードを設定しているのだが、何回目かのスリープでまたもや無反応なブラックアウト状態に突入。

 「ダメだこりゃ」ということで山行きを断念。近所のauショップへ行くことにした。

 修理に約2週間を要するというので、交換用携帯電話お届けサービス(有償)というのを依頼。

 明日、urbano L01弐号機が我が家に配達される予定なのだ。

 次のスマホは故障しないでね。


備忘録:続・URBANO L01 初号機逝く

$
0
0

 5月11日、交換用のURBANO L01が我が家に届いた。

 早速SDカードを装填してみたところ……な、なんとコヤツもSDカードを認識しない。

 ということはスマホ本体が逝ったというよりも、SDカードが逝ったということか!

 パソコンではSDカードを読み取れるというのに何でや?

 腹が立ったのでパソコンでSDカードを初期化してやろうと試みたのだが、エラーが出て初期化ができない!

 今まで起きていたフリーズやタッチ暴走も、もしかしたらSDカードの不調が原因やったんかねえ?

 否、SDカードの不調をもたらしたのがスマホ本体やったのか……?

 もう、わけわからん。

 とりあえず、新しい本体で心機一転したいのであります。

花燃ゆ 第19回「女たち、手を組む」

$
0
0

 5月10日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 ▼ 吉田松陰の肖像画を描いた松下村塾の塾生、松浦松洞(通称:亀太郎)が、京で公武合体・開国派の長州藩士・長井雅樂(うた)を切り付け暗殺を実行するが失敗し、自刃するシーンがあった。

 ただ、Wikipediaには『長井雅楽暗殺を計画したが、翻意を促されて断念し、京都粟田山にて切腹した。』と書かれてある。

 実行と断念。ドラマとWikipediaに齟齬が生じているのだが、どちらが正しいのでしょうか?

 それに、ドラマでは町中で死んではるのだが、もし粟田山やったとしたら山中のどの場所やったのか確定してるんやろか? とも思ったのである。

峰山を回って回る~ぅ

$
0
0

 スマホの調子が良い! 今日こそ、峰山へ行くぞー。高山寺から峰山までの正規ルートを歩いてみたい。

 5月17日(日)

 ▼ 7:45 JR京都駅から西日本ジェイアールバスで栂ノ尾バス停に到着。下車したのはオイラのみ。運賃520円。

 ▼ タバコ吸ったり、GPSを起動したり、駐車場の公衆トイレ行ったりして準備完了。さあ、峰山へ行くぞと高山寺へ行くつもりが……ゲートが閉まっているではないか!

 ▼ 開門の8:30まで30分以上もある。どうしよう……

 ▼ オイラの山の師匠・ふーちゃん先生が4月28日に峰山から下山したルートを逆行してみようと思い立ち、出発。ところが表参道にはゲートがないことに気づく。行けるかも?

 ▼ 8:14 明恵(みょうえ)上人の御廟で道が分岐している。谷筋を遡上するハズなので左を選択。

 ▼ 実は左の道、間違っているのだが、その時はまったく気づかずドンドン直進。

 ▼ 石柱も建ってるし、安心して谷間を進む。

 ▼ それにしても荒れた谷であるなあ。

 ▼ 8:43 荒れ具合がひどくなってきたのでスマホアプリ「地図ロイド」で現在地確認。なぬー! 違う谷を遡上してたー! (T_T)

 ▼ カエルを見つけて帰る。

 ▼ 谷底は荒れているので、谷の上部を歩いてみよう。ところが、谷からドンドン離れていくのだ。プチ遭難はヤバいので急斜面を谷底まで降下。

 ▼ 地盤が緩いところがあって1mほど滑落。全力で岩にへばりつく。手と腕に擦り傷。軍手をはめていて良かった。


 ▼ 9:24 谷川でズボンを洗い、無事、高山寺へ戻る。

 ▼ 日本最古の茶畑。極論、栄西と明恵がいなかったら日本人はお茶を飲んでいなかったかも。

 ▼ 9:49 ふーちゃん先生が下山しはった白雲橋のたもとに到着。


 ▼ 道標もあるし、ここからなら峰山へ行けそうな感じがする。


 ▼ 2か所ほど分岐がありましたが、踏み跡がはっきりとした道を進む。

 ▼ 序盤はシダの小道、多し。

 ▼ 神サマの祠の前に来た。山歩安全をお願いして奥へと進む。


 ▼ T字分岐。文字が消えかかっているが「→高山寺」の道標あり。左へ進む。


 ▼ しばらく登ると、またT字分岐。明瞭な道標あり。


 ▼ 文字が消えかかった道標と明瞭な道標を追いかけながら歩く。


 ▼ お助けロープがあった区間もあったけど、細くてすぐ切れそうでした。

 ▼ 無駄な谷の往復と滑落がイケなかったのか、左足が筋肉痛になる。石に座ってしばし休息。

 ▼ 足の痛みも取れ、進行。もうすぐ峰山三角点。

 ▼ 11:06 12日ぶりの峰山に到着。\(^o^)/


 ▼ 峰山の下山には、12日前に撤退した谷の道を歩いてみるぞ。

 ▼ 木にくくられた板切れ。道標やったんかなあ? 文字が見えない。

 ▼ 倒れた幹を乗り越え、谷の道を下る。

 ▼ 前回、荒れてると思って撤退した場所。簡単に通り抜けれましたが、このポイントだけが難所でした。

 ▼ ただ、蜘蛛の巣が非常に多いのが玉にキズ。

 ▼ 蜘蛛の巣をつぶしながら快調に谷を下る。

 ▼ 別の谷川との合流地点。左折。

 ▼ 左折したらすぐに分岐。険しい道を選びましょう。


 ▼ そのまま谷川に沿って直進すると、倒木や滝の難所が待ち受けているのだ。


 ▼ 道標には「険しい道」と書かれてましたが、急こう配を登るわけでもない。一か所、崖っぷちめいた区間はありましたけど。

 ▼ 11:58 またもや高山寺に戻ってきた。あれに見えるは明恵上人の御廟!

 ▼ 御廟の分岐。よく見るとカラーテープが木に巻いてある。


 ▼ 12:10 またもや白雲橋のたもとに到着。

 ▼ ズボンもキレイになったことだし、大阪へ帰るとしよう。

 ▼ 白雲橋の温度計は28℃。非常に暑いのだ。

 ▼ 清滝まで川沿いの道を歩く。

 ▼ 崖の上にスズメバチの巣を発見!

 ▼ ムカデも歩いてる!

 ▼ 13:25 愛宕神社・二の鳥居に到着。しばしコーヒータイム。


 ▼ 13:33 清滝バス停から京都バスに乗り込み阪急嵐山駅へ。

 ▼ 阪急嵐山駅前で子ども神輿と遭遇。

 ▼ 本日の歩行距離=11.8km。

 満身創痍のヘロヘロ状態で帰阪したため、「大阪都構想」の是非を問う住民投票には行きまへんでした。「都」は京都だけでええノンどす。

花燃ゆ 第20回「松陰、復活!」

$
0
0

 下卑たるつまらん男の長い話はホント、つまらん。

 5月17日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 朝廷から幕府に攘夷を促すために、京にいる久坂玄瑞たちが尊王攘夷派の公家・三条実美(さねとみ)を接待するシーンがありました。

 ▼ 過去、実美を演じた俳優さんたちと同様、今回の実美もエキセントリックな感じが濃厚である。

 権謀術策渦巻く幕末は、男も女もげに恐ろしいでおじゃるなあ。素直なオイラには生きていけない時代でおじゃる。(笑)

オイラも京都市民になりました。(バーチャルやけど)

$
0
0

 5月19日付京都新聞のweb記事より抜粋

 京都市は19日、東京都内で、国内外の京都ファンに向けたスマートフォン用アプリ「Hello KYOTO」を開発し、無料提供を始めたと発表した。観光情報の受け取りや、利用者による写真の投稿などができる機能を備え、京都の魅力発信につなげる。

 アプリは4カ国語に対応し、利用者が京都の写真を投稿しておすすめの風景などを共有できるようにした。観光や芸術、交通情報の配信や、京都の知識を問うクイズ、災害情報を提供する機能など当初は11のメニューを設けた。

 今後もクーポン発行といった機能や対応言語を充実させる方針で、1万人の利用者を目指す。

 これはオイラにすれば必須アプリである。

 早速スマホにインストールしましたよ。(^_-)-☆

 ▼ 市民届も受理されたし、これでオイラも名実ともに晴れて京都市民の一員になったのであった。

関西沿線 登山のすすめ!

$
0
0

 関西の鉄道やバス会社などの公共交通機関で構成されるスルッとKANSAI協議会が、隔月で発行しているおでかけ情報誌「Asobon!」(無料)。

 5・6月号の巻頭特集が「関西沿線 登山のすすめ!」なのである。

 関西沿線には初心者でも気軽に登れる山がたくさんあります。今回は各山のルートと見どころに加え、登山後におすすめの立ち寄りスポットを紹介します! ということで府県別に山を紹介している。

 【兵庫】須磨アルプス、妙見山/大堂越
 【大阪】ポンポン山
 【奈良】二上山

 ▼ そして【京都】は大文字山や!

 ▼ 銀閣寺から火床を経由して三角点をめざす王道中の王道なルート。

 大文字山リピーターが必ず最初に歩く道といっても過言ではない安心・安全なコースである。

 もし、この道を歩ききれない人がいたら、もう登山なんかやめた方がイイ。貴君には山歩きは向いていないとあきらめるべし。

 京都府警調べの「山での遭難事故」統計によると、平成22~26年で遭難事故の多い山の第3位に大文字山が入っている(10人)。第2位は13人で皆子山。堂々の第1位は25人(うち死亡4人)で愛宕山でありました。

 遭難原因の80%が「山道から外れたこと」なんやそうです。

 山道から外れて道に迷う、91人(うち死亡1名)。山道から外れてガケなどから転落する、20人(うち死亡5人)。

 こんな人数の中にカウントされないよう、気ぃ付けなあきまへんわ……
 山の上で死ぬよりも、腹上死を選びたい。(上等のフグ食って当たって死ぬってことですからね、念のため)(笑)

北白川山、茶山、瓜生山、一乗寺山縦走コース

$
0
0

 今日は安心・安全に、町から近い山々を歩いてみよう。

 本日のテーマは、まだ歩いたことのない瓜生山(うりゅうやま)周辺の山々を巡ることなのだ。

 5月24日(日)

 ▼ 百万遍交差点の直前から見えた今朝の大文字山。今日は行かないけど。

 ▼ 8:24 勝軍地蔵参道という石柱が建つココから北白川幼稚園をめざします。

 ▼ 坂の住宅地を歩く。

 ▼ 分岐。ゆるやかな道を選択。

 ▼ 坂の途中で見える景色が良い。

 ▼ 分岐。右は日本バプテスト病院へ通じているようだ。

 ▼ 8:32 北白川幼稚園=北白川山に到着。山名プレートなし。家に帰ってから、ここに勝軍地蔵堂があることを知りました。(+_+)

 ▼ 真横から見える大文字山。ここは送り火のビューポイントですね。

 ▼ 次は茶山をめざします。

 ▼ 序盤は至る所に人間の痕跡が残っている。壊れたコンクリート塀。石垣。NTTドコモのアンテナ。



 ▼ 分岐。舗装路は日本バプテスト病院の敷地。


 ▼ 四方に山道が延びている広い場所に出た。山深い雰囲気になってきた。

 ▼ 8:49 ゆるい坂を登り切った場所。ここが茶山か? 山名プレートなし。

 ▼ 木々に覆われた山道で、唯一、町が見る場所があった。

 ▼ 分岐。左は京都造形芸術大学に通じてる?

 ▼ この場所でホバリング中のスズメバチを発見。20m後退して様子見。その後直進。倒れた木を通り越す。

 ▼ 谷渡り。

 ▼ お助けロープがある急な道。

 ▼ 四方に山道が延びている広い場所に出た。


 ▼ 分岐。左の道を下ると石川丈山の墓に行けるらしい。


 ▼ 急な岩場を登っていると、京都一周トレイルコース上にある白幽子(はくゆうし)旧跡がチラリと見えた。

 ▼ これでトレイルコースと合流するのかと思いきや……しないのであった。どこへ行くのか?

 ▼ 途中、素晴らしい絶景ポイントがあった。


 ▼ 京都市建設局の精密基準点。


 ▼ 9:18 「東山59-1」に到着してトレイルコースと合流。オイラは「×」から来ました。



 ▼ 童子像が並ぶ道を進めばもうすぐ瓜生山。

 ▼ 9:23 瓜生山に到着。

 ▼ お堂の裏に勝軍地蔵の代替地蔵さんがいてはるんです。ホンマもんの勝軍地蔵は北白川山の地蔵堂に安置されているようなのですが、見せると天変地異が起こるとされて非公開。地蔵堂の守り役の人もお姿を見たことがないという永久封印のお地蔵さんらしい。


 ▼ 9:35 「東山59-5」からトレイルコースを離脱。一乗寺山をめざします。


 ▼ Ý字分岐。まずは左へ。あとから下山で右の道を歩く予定。

 ▼ しばらく歩いてまた分岐。

 ▼ 9:40 一乗寺山に到着。


 ▼ 来た道を戻ってさっきのÝ字分岐。

 ▼ 序盤は平坦な尾根道が続く。

 ▼ うぎゃ~! ヘビやぁ~。向こうもオイラに驚いて枯れ木の中へ逃げていった。

 ▼ 比叡山が見える。

 ▼ 下り道が続く。

 ▼ 分岐。左の下り道を選択。

 ▼ 登りで使いたくない急な坂道。振り返って撮影。

 ▼ 分岐。左へ。

 ▼ 小高いピークを抜ける。

 ▼ 溝道。

 ▼ 人口池の横でホバリング中のスズメバチを発見。ダッシュ!

 ▼ 車の轍。もう安全地帯か。

 ▼ 10:10 何の施設だろう?

 ▼ 武田薬品・京都薬用植物園でした。関係者以外立入禁止。



 ▼ 隙間があいてますけど、入りたくても入れない。

 今日歩いた縦走コースの感想。
 ハチはいる、ヘビはいる。トレイルコース以外、人に会わない。分岐に道標なし。カラーテープもほとんど見当たらない。
 探検にはもってこいですが、お気楽に歩けるコースではありませんでした。

 ▼ 10:28 曼殊院門跡を通過。

 ▼ 古本まつりで馴染みがある萩書房。

 ▼ 店名が良い! どういう意味なんやろか?

 式年遷宮の費用調達に敷地の一部を期間限定のマンションにしはる下鴨神社。
 今の風景がなくなる前に建設予定地を見ておこう。

 ▼ この道の両サイドにマンションが建つらしい。

 ▼ 建設予定地にはもう、石とか木とかの廃材が置いてありました。


 ▼ 本日の歩行距離=11.0km。(↓クリックしよし)


花燃ゆ 第21回「決行の日」

$
0
0

 5月24日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 今回は京のシーンが今まで以上に多かったのですが、オイラが注目したのは久坂玄瑞と芸妓・辰路の不倫の行く末。

 ドラマの中では朴念仁キャラの久坂玄瑞が、今後いかようにして芸妓と×××してしまうのであろうか?

 史実では久坂と芸妓の間に男子が生まれるのである。

 低迷する視聴率を上げるためには、芸妓役を鈴木杏さんから久坂東出氏の私生活の妻・杏さんに替え、久坂東出を食っちゃった後、「ごちそうさん」と芸妓・杏さんに言わせるのがよろしいのとちゃいますやろか。

 いかん、いかん。今回はつまらんゲスい内容のブログになってしまったぞい。(/ω\)

 次回はまじめに書こうと思います。(@_@;)

まぼろしの勝軍地蔵

$
0
0

 瓜生山の勝軍地蔵についてインターネットで調べてみた。

 由来がよくわからない。

 南北朝時代の延文6年(1361)に勝軍地蔵堂が勧請されたという説。(誰が? どのような理由で?)
 16世紀、室町時代の山城築城の際、細川高国または六角定頼が戦勝祈願のために勧請したという説。

 たぶん、応仁の乱などの戦火で縁起を記した文献類が焼失したんでしょうね。

 疱瘡治癒に庶民からの信仰が厚かった勝軍地蔵は、宝暦12年(1762)、瓜生山山頂までは難路のため、照高院門跡の忠誉法親王によって足場のよい北白川山へ遷されたことは定説となっている。

 だが待て、しばし。
 愛宕山にも、明治時代になって廃仏毀釈がある前は勝軍地蔵が祀られていたのである。

 愛宕山の標高は瓜生山の約3倍。麓から山頂への距離も愛宕山の方が相当長い。どちらかと言えば愛宕山の勝軍地蔵を麓へ遷す方が正しい選択やったのではないだろうか?

 まあ、そんなことをすりゃ、山頂にある神社の存在理由が希薄になってしまうのであろうが、せめて小倉山の山頂程度の高さの場所に愛宕神社が遷ってくれていたら、千日詣りも楽に行けたのになあ。

 ▼ 現在、瓜生山の勝軍地蔵が安置されている禅法寺に、オイラは2013年12月29日に行っていたのであった。

 ▼ 餃子の王将・北白川店へ行く途中、瓜生山への登山ルートを探しにその辺を徘徊していたのであった。


 ▼ その時は勝軍地蔵が禅法寺に遷っていることを知らなかったので、本堂には立ち寄っなかったのだが、偶然にもその辺のお地蔵さんを写真に収めておりました。なむなむ。

 ググって画像検索してみても禅法寺の勝軍地蔵の写真は見当たらない。門外不出のスタンスは今も貫いてはるようだ。まぼろしのお地蔵さんである。

魔界転生(1981年公開)

$
0
0
魔界転生 [DVD] 千葉真一,沢田研二,真田広之,緒形拳,丹波哲郎 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 監督:深作欣二
 脚本:野上龍雄、石川孝人、深作欣二
 原作:山田風太郎
 出演:沢田研二、佳那晃子、千葉真一、緒形拳、成田三樹夫、室田日出男、真田広之

 【あらすじ】from Amazon
 深作欣二が、沢田研二ほか豪華キャストで贈る傑作オカルト・アクション! 魔界から蘇った天草四郎時貞(沢田研二)が宮本武蔵(緒形拳)ら「魔界衆」を人間界に呼び戻し、幕府転覆を謀る、衝撃の伝奇ロマン!

 まずはロケ地チェック。

 ▼ 映画冒頭、いきなり大覚寺。護摩堂周辺はよくロケに使われますなあ。


 ▼ ココは通称「酵素」かな? 観空寺谷林道にあります。

 ▼ 船井郡京丹後町市森の琴滝。

 ▼ 清滝川でしょうか? 五輪塔と積み石はセットですよね?

 ▼ 十兵衛vs武蔵の海岸は、映画「戦国自衛隊」でも使われてましたよねえ?

 もしそうなら、福島県南相馬市の渋佐海岸のようです。

 次は福本清三氏をチェック。
 千葉真一や真田広之が属する伊賀衆と敵対する甲賀忍者役であります。

 ▼ 今回も自信はありませんが、黄色い羽織の人が福本氏のハズ。

 ▼ 台詞もあります。

 ▼ 室田日出男氏に斬られた~。

 ▼ カメラ前での斬られ演技。一瞬でしたが見逃しまへんで。

 当時ヒットした娯楽伝奇時代劇映画。公開から30年以上経ったとしても見どころはタントございます。

 CGなしの燃え盛るセット内での決闘シーン。若山富三郎の凄まじく迫力ある殺陣。沢田研二と真田広之のキスシーン。天草の死屍累々たる美術セット、などなど。

 天草四郎役に「あの当時」の沢田研二氏がいなかったら成立しないような映画なのですが、ジュリーはあくまで狂言回しであって、オイラが思うに、実は「佳那晃子の、佳那晃子による、佳那晃子のための」映画やったんやないでしょうか。裏の主役は佳那晃子さんやったような気がしてなりません。

 ▼ 細川ガラシャ役・佳那晃子さんのキャラが立ちが過ぎている……だがそれがいい。








 現在、佳那晃子さんはクモ膜下出血で倒れられて病気療養中だとか。早く元気になってお仕事に復帰してくださいますように。

『猫怪々』

$
0
0
猫怪々 (集英社文庫) 加門 七海 集英社

 【裏表紙の内容紹介】
 猫に優しい町を選び、マンションを購入した著者。ある雨上がりの日、路地裏で一匹の仔猫と出会う。掌(てのひら)に乗るほど小さく、ぐったりしていた仔猫を見捨てられずに飼うことを決意するが、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきて……。病院通いに、気功にお経。猫に振り回されながらも、しみじみいとおしさが湧いてくる。怪談作家のあやしくも愛にあふれた体当たり「育猫日記」。

 子猫を拾ってから成猫になるまでの約1年間を綴った「育猫日記」なのですが、実録怪談作家として面目躍如たる怪異の数々……。
 心霊系の話が好きな人なら付いては行けましょうが、その手の話には興味がない人にとっては「本の購入代金返せ!」となりましょう。
 オイラは別に無問題。(*^^)v

 京都での怪談イベントに出席しなければならないため、ののちゃん(愛猫の名前)を動物病院に預けて加門センセが東京から上洛して来はるくだりがあります。

 京都の怪談イベントって何ぞや?

 ネットで調べると、2008年8月23日(土)に東映太秦映画村で開催された"「幽」怪談の宴"ではなかろうかと思われます。(本文中に年月日は記載されていません)
 7年前のことなんて全く覚えていないのですが、多分オイラはこのイベントのことは知っていたと思う。お金を取られるイベントは極力避けてたのと、土曜の夜に夜勤の仕事が入っていたことが重なって、イベントの参加を辞退したんやろうと思います。(今なら、もし今年、京都で加門センセご出席で同イベントがあるなら行ってみたい)

 霊感がある加門センセには、病気がちのののちゃんに憑依した「厄」が視覚化して見えるのでした。

 それは小さい羽虫の大群の時もあり、クローバーに似た雑草の時もあり、黒く硬い板のようなもの、白黒の雷紋を描いたような布、糸、黒い粉、白い粉、縄、紫色の光点、海鼠(なまこ)のようなもの、女の顔、針、黒く巨大な飛蝗(ばった)に似た化け物など……さまざまな形となって夜ごと現れるのである。

 それらに加門センセは、お香を焚き、「般若心経」を唱え、気功を施し、霊験あらたかな掛け軸を飾るなどをして「厄」と対峙する。そして、加門センセは己に禁じていた呪術を知人の霊能者から伝授してもらい、それを実践するのであった。

「このやり方をすれば、相手は完全に消えるわよ。実在する人物でもね。すぐに殺すのは難しいけど、行方不明くらいは簡単よ」(本文より抜粋)

 知りたい、知りたい。その方法、オイラも知りたい!(笑)
 ですが、さすがに呪術の詳細は書かれておりません。

 極私的なことながらオイラの友人は、「厄」が物質化したともいうべき人物に、日々、職場で憑りつかれてストレスがたまる一方だというのだ。

 取るに足らない愚痴話を四六時中だべってくるヤツで、友人は「は~ん」とか「ふ~ん」とか言って、生返事で適当にあしらっているらしいのだが、ご本人は話を聞いてもらっていると思っているらしく、途切れることなくエンドレスでしゃべり続ける、ある意味「超人」と言っても差し支えない人物のようなのだ。立ち話を振り切っても付いて来るらしく、友人は戦々恐々の日々を送っているようで、「なんとかしてくれ」とオイラに相談されても、こっちはそんな人間がこの世に存在するというのが信じられん心境なのだが……。(+_+)

 ▼ 最近、オイラが京都で出会った猫は4月12日の賀茂大橋ネコなのです。

 ○

 

花燃ゆ 第23回「夫の告白」

$
0
0

 6月7日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 記録として残ってるのかいないのかオイラは知りまへんが、久坂玄瑞と芸妓・辰路はあんな風にしてデキちゃったんですね。そういう境遇同士、魔が差しても仕方おへんわなあ。

 そんなことより、ショックやったんは、楽しみにしていた「八月十八日の政変」が約1分程度の尺でサラッと流されたことですねん。

 日本史の教科書に載ってたのか記憶にはもうありませんが、禁門の変へとつながる歴史上の大きな出来事やないですか。なぜもうちょっと掘り下げて放送してくれまへんでしたんや?

 今回の大河ドラマは、桜田門外の変とかの歴史的大イベントをサラッと淡泊に放送してしまう傾向がおますなあ。この状態やともうすぐ起きる禁門の変も1分程度で終了しますのんか?

 いやいや、禁門の変では久坂玄瑞の切腹シーンという見せ場もあるハズやさかい……せ、せめて5分にしておくれやす!

 久坂の告白は潔いとするべきなのか、単なる阿呆ととるべきなのか……?

花燃ゆ 第24回「母になるために」

$
0
0

 6月14日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 ▼ 長州藩に上洛禁止令が出ているものの、長州藩復権にむけて隠密活動するために京へやって来はった久坂玄瑞。

 ▼ 広い京の都でいきなり新選組と遭遇! 待ち伏せていた新選組の諜報能力高し。(笑)

 ▼ 沖田総司役は朝ドラ「花子とアン」の兄やんやないか!

 ▼ 憲兵の衣装から水色の羽織に変わっただけっていう感じです。

 かなり切羽詰まった久坂玄瑞、大ピンチのシーン。

 ▼ そこへ背後から現れしは……。


 ▼ 幕末にGPS信号が飛んでいるかのような正確な座標を読み取って(?)、長州から久坂を追って来はった高杉晋作登場。

 ▼ さらに……。

 ▼ 吉田稔麿と入江九一までもが参集。

 めちゃめちゃご都合主義な脚本ですなあ。

 ▼ ストーリーが破綻しているので、もう緊迫感はないんやけど……緊迫したカットと音楽が挿入されちゃいます。


 ▼ 飛び道具を使う高杉。

 ▼ 現代の警官じゃあるまいし、何故に空へ撃つ? 弾がもったいないとは思わんのか? 沖田を充分殺傷できる距離やろ! 

 今回、無理くり新選組を登場させた感じなのですが、これは次週の池田屋事件への顔見世興行やったんでしょうね。

横山由依(AKB48)がはんなり巡る 京都いろどり日記・#24「京の食堂」

$
0
0

 月一回、不定期に深夜、放送される番組なんで、思い出した時にはその月の放送は終わってたというケースがしょっちゅうなのである。
 今月は6月17日放送分を幸運にも録画できました。

 今回のテーマは、由依はんが京都の食堂を巡るというもの。

 ▼ 三軒目に訪れた食堂が京阪・三条駅前にある篠田屋さんであった。

 ▼ オイラも20歳のころ、庶民的な店構えに惹かれて一度だけ入ったことがある食堂なのだ。

 ▼ あの当時も店内はレトロ調な雰囲気が濃厚であったが、現在も未だに「昭和要素」が十二分に残っているようだ。

 ▼ あの時、何食べたんかなあ? 中華そばやったんかなあ?

 「食堂」のことは置いといて……オイラが注目したのは、由依はんが途中で寄りはった真如堂の「涅槃の庭」と呼ばれる枯山水の庭なのである。


 ▼ 東山の山並みが借景になっていて、ちゃんと大文字山も庭の一部と化していたのだ!

 ▼ 一度でいいから、こういう落ち着いた場所から送り火を見てみたいものですなあ。


美の巨人たちスペシャル『南禅寺』

$
0
0

 京都のお寺さんの中で、オイラが一番よく出向くお寺は南禅寺やなかろうか?

 山へ行く途中、通り過ぎるだけやねんけどね。(=゚ω゚)ノ

 6月20日、テレビ東京系で放送された「美の巨人たち」を見てみました。

 京都検定2級と言えども全ての寺社の歴史を知っているわけではなく、今回この番組を見て南禅寺の歴史・見どころをザックリ知ることができてよかったです。

 境内を無料で歩き回れることが南禅寺の善き所のひとつと思うのでありますが、今回はオイラが行ったことのない拝観料が必要なエリアにカメラが潜入しているのがよろしおした。

 ▼ ただ展望だけの三門やと思ってたら、仏像が安置されてたんやー。


 ▼ 方丈には狩野派の障壁画や小堀遠州の枯山水。実物を見たぁなりますなあ。

 ▼ ガイドブックに必ず載っている順正の湯豆腐。湯豆腐ごときに3000円も払ってやるものかと考えてしまうビンボーなオイラに、誰かごちそうしてくれまへんやろか。

 ドローンで撮影したのか、クレーンなのか、南禅寺を俯瞰したカットは、鳥に変身する以外一生見ることができない景色なのである。

 ▼ 大文字山、如意ヶ岳、椿ヶ峰、若王子山、南禅寺山、大日山。こんな場所をオイラは歩いているんやねえ。

 ▼ 哲学の道を紹介時、オイラが大文字山へ行くときによく通る、白川通今出川の交差点がチラッと映っておりました。

京都南署鑑識ファイル9

$
0
0

 6月20日にテレビ朝日系列で放送された土曜ワイド劇場。

 毎回見てるわけやないけど、もうシリーズ9作目。

 【あらすじ】
 ある朝、京都市内の住宅から出動要請が入り、京都南署鑑識係・円城寺りつ子(田中美里)は急行。現場はペインクリニックを営む開業医・藤倉忠(松田賢二)の自宅リビングで、ソファー周辺に多数の血痕が散っていた。りつ子は志賀主任(小林稔侍)らと共に血痕の採取に当たる。
 藤倉は前夜、祇園のクラブのママ・宮崎華絵(七瀬なつみ)と琵琶湖畔にある別荘に宿泊して、夜9時ごろ帰宅。そのとき、すでに妻・まゆみ(下村愛)の姿はなかったが、気にせず寝てしまったところ、今朝になってソファーの血痕に気がついたという。
 りつ子たちの分析で、まゆみはソファーに座っていたところを後方からゴルフクラブのようなもので殴殺されたと推測された。さらに、ガレージまで遺体を引きずった跡が残されていたことから、犯人はまゆみの車で遺体をどこかに運び出したものと思われた。刑事課・玉木課長(黒田福美)以下、大山刑事(東幹久)らは『遺体なき殺人事件』として、捜査を開始する。ところが、その後のりつ子らの鑑定で、なんとリビングに残された血痕が男性のものであると判明! いったいどういうことなのか…!?
 そんな中、まゆみの車が山間の駐車場で見つかり、中から美容師・久保田勝(龍輝)の遺体が発見された。凶器のパターからはまゆみの指紋がくっきりと検出され、彼女が不倫相手の久保田を殺害したものと思われた。だが、付着した指紋の不自然さに疑問を抱いたりつ子が、藤倉家のリビングの血痕、被害者、加害者の位置関係を詳細に割り出してみると、久保田を殺したのはまゆみではないという真実が浮かび上がる――。

 極論、ストーリーはどうでもエエんです。(笑)
 この手のドラマは、ロケ地がどこなんかをいつも考えながら見ているのだ。

 こんな場所が京都にあったかなあ? と悩んだ2時間。

 ▼ 結論から言おう。エンドロールで流れる「撮影協力」を見て愕然としたぞ。奥多摩? 流山市? 京都とちゃいますやんかー!

 オイラがわかった場所をご紹介。

 ▼ 上七軒。奥に見えしは北野天満宮。

 ▼ 八坂塔(法観寺)。この辺は定番ロケ地やねえ。

 ▼ 宮川町通。

 ▼ 知恩院の古門前。ここも定番ロケ地やねえ。

 ▼ 行ったことない場所は自信おまへん。黒谷さんとちゃうかなあ?

 ▼ 豊國神社の鳥居前。

 ▼ 鴨川デルタと賀茂大橋。京都ドラマのエンディング・シーンは鴨川が多いような気がする。なんでやろ?

備忘録:「花燃ゆ」の……。

$
0
0

 「花燃ゆ」の録画失敗。

 ハードディスクの容量不足でしたー。

 楽しみにしていた池田屋事件の回だっただけに悔やまれる。

 中断した途中まで見ても仕方ない。

 せわあない。週末の再放送まで待つことにいたしまする。

あやのはん、ご結婚おめでとうさんでございます

$
0
0

 つじあやのはんのブログには割とアクセスしておりまして、最近は「また、酒飲んではるなあ(笑)」という印象が強かったのですが、唐突に、6月22日の記事で結婚報告しはりました。

 ご結婚、おめでとうさんでございます。

 あやのはんと言えば「大文字山のふもとに暮らすシンガーソングライター」という認識をしておりましたので、「もし大文字山で偶然会ったら、気軽にサインしてもらえるかなあ?」と悩みながらオイラは登山していたのでした、マジで。

 結婚を機に東京生活をはじめはるそうなので、紙とペン持参で大文字山へ行く必要がなくなってしまいましたが……いや待て、しばし。あやのはん以外にも著名人が登って来るかもしれん。紙とペンは持参しておきまひょうかねえ。

『九十九怪談 第八夜』

$
0
0
九十九怪談 第八夜 (角川書店単行本) 木原 浩勝 KADOKAWA / 角川書店

 【内容紹介】 from Amazon
 小泉八雲ゆかりの地・松江。怪談の聖地に乗り込んだ著者とアニメ「秘密結社鷹の爪」の作者・FROGMANが出会った恐るべき怪異の数々。99話がすべて実体験。恐るべき話に震え上がる怪談実話シリーズ第8弾。

 『新耳袋』の共同著者のひとり、木原浩勝氏が収集した実録怪談シリーズ第8弾。

 今作での「京都」で起きた怪異譚は一話のみ。
 大学に合格したので京都で下宿先を探していた母子に起きた出来事。

 このシリーズ、安定して「ふーん、そーどすかー」的な話が多くて、あまり怖くはないのであるが、今回は夜中に読んでいたからなのか、ちょっと気味悪かったなあ。

Viewing all 459 articles
Browse latest View live