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Channel: なのにオイラは京都へゆくの?
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大阪・心斎橋に突如現れたディラン神社へ参拝

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 ボブ・ディラン御大の来日記念として、大阪・心斎橋「スポニチプラザ大阪」がディラン神社になっちゃいました。

 しかも1月31日〜2月5日の期間限定! これは早くいかなければ。(゜д゜;)

 2月2日(日)

 ▼ やって来ましたディラン神社。「ロックの神様」なのである。

 ▼ 「撮影可」ってのがうれしいじゃないか。

 ▼ 中はこじんまりとしたスペース。ご神体はないけれど、ディラン年表や過去の公演ポスターやプログラムなど、ファン垂涎のアイテムが展示されている。

 ▼ 京都市出身のみうらじゅん氏なら、ヘビーユーザーなのでこれらのアイテム、全部持ってはるんやろうね。

 ▼ 一応、神社なんで巫女さんもいてはったし、「ディラン名言おみくじ」なんてのもあります。

 ▼ 無料でおみくじを引き、千社札ももらう。

 ▼ オイラが初めて生ディランを見た1986年来日公演のパンフレット。懐かしい〜。

 ▼ オイラは4月23日のライヴに行く予定です。(^◇^)

 ▼ 家に帰って「おみくじ」を開けてみた。中吉だった。(-_-)


吉田の節分詣 2014

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 初めて吉田神社の節分祭に行って、あれから二年。

 去年の今頃は風邪をひくは、虫歯で前歯が欠けるやらという惨憺たる有様で、節分祭に行けなかったのだ。

 二年前の神符「疫神斎(えきじんさい)」をやっと納札する日がやって来た。!(^^)!

 2月3日(月)

 ▼ 曇り空なれど、春のようなポカポカ陽気。しかし残念ながら今日の大文字山はかすんでいる。

 ▼ 14:09 今出川通の鳥居から吉田山経由で神社へ行ってみよう。

 ▼ 初めて歩く道なのだ。

 ▼ ずっと舗装された道なので、山歩きとは言いがたい。

 ▼ 分岐。山頂休憩広場に寄り道しよう。

 ▼ やはり、落ち葉がモフモフしている道がいいのだ。プチプチ登山気分。

 ▼ 14:18 山頂休憩広場から大文字山を望む。

 ▼ 14:25 山上の広場にある三角点(標高105.12m)に到着。

 ▼ 「紅萌ゆる丘の花」歌碑。

 ▼ 14:31 吉田神社方面に下山開始。

 ▼ ところが、ひと月ほど山歩きしてないので、誰もいないこんな場所に自然と足が向くのであった。

 ▼ 全国の神々を祀る大元宮の裏に来てしまったぞ。

 ▼ 「関係者以外立ち入り禁止」の行き止まりであったが、塀越しに大元宮を参拝。

 ▼ 14:42 本宮境内に到着。平日にかかわらず人多し。

 ▼ さらば、二年前のお札。

 ▼ 抽選券付き厄除け福豆(1袋200円)の豪華抽選賞品群。


 ▼ 拝殿前は人が多すぎ。

 ▼ 今年も神符「疫神斎(えきじんさい)」と厄除け福豆を受領して帰還。

 ▼ 人ごみだった東一条通は、東大路通を越えると閑散となる。

 帰路の電車内で外を見ると雨が降っていた。傘を持っていないかったのでどないしょと思っていたのだが、大阪に着くと雨がパタッと止んだぞ。これは吉田神社の神様のご加護なのか!(*'▽')

 ▼ 大阪へ戻って、ローソンにて清水寺祈祷海苔使用の恵方巻と九条ねぎラーメンを購入。

 ▼ 本日の歩行距離=4.6km。
(←クリックしよし)

吉田の節分祭厄除福豆福当り (^^)/

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 キタ━━━━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━━━━!!!!

 オイラが買った吉田神社節分祭の厄除福豆抽選券が当たっちゃいましたよォ。

 ▼ とはいえ、六等の「食料品」ですが……。

 ハズレよりはラッキーやないですか。(#^^#)

 今月20日までに吉田神社へ賞品引き換えに行かねばならぬのだが、その際は、万馬券と宝くじがバンバン当たるようにお願いしておこうかね。

オイラ的「京都人」研究序説

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 京都検定で京都について学習を深めていくうちに、(公式テキストには記載はないのですが)そこに住まう「京都人」とはどんな人々なんだろうか? 気質や暮らしぶりが気になってきた。

 有名なぶぶ漬け伝説などを例に挙げ、「京都人」=「イケズ」というイメージが全国展開しておるようであるが、ホンマモンの「京都人」とはいかなる人物なのであろうか?

 残念ながらオイラが今まで生きてきた中で、「京都人」と友情をはぐくんだり、愛をささやき合ったりしたことは一度もないのであった。

 オイラの狭い交友関係の中で、地方出身の京都住まい者や、京都人とかかわった大阪人に聞き取り調査を実施してみたところ、みな一様に「『京都』は好きやけど『京都人』はキライ」とか、「『京都人』は裏表あるし」とか、「キホン、『京都人』はイケズでしょ」と大いに語り、「京都人万歳!」と高らかに叫ぶ人に一度もあったことがない。

 オイラが足繁く通う京都の山で出会う人々は、道を訊ねれば丁寧に教えてくれはるし、風がキツイ日にライターでタバコの火をともそうとしてもなかなか火がつかないとき、「ライター貸したげましょか?」と言うてくれはる。「写真撮りましょか?」とも言うてくれはったりとみな親切な人ばっかりなので、まったく「イケズ」という感じがしないのである。

 はたして京都の山を歩いている人は、みな「京都人」なのだろうか?

 否。オイラのように大阪から行っている人間もいるので、全員が「京都人」ということはないであろう。

 京都府下に住んでいる人々はみな「京都人」か?

 否。「京都人」自身が定義する「京都人」は、ここに住んでいなければならないという限定されたエリアがあるようなのだ。

 まず第一の条件。
 「京都市内」に住んでいること。
 なので、平等院がある宇治市在住や、男山八幡宮のある八幡市在住の人は「京都人」ではないことになる。

 次いで第二の条件。
 「洛中」に住んでいること。
 ただ、この「洛中」というのがどのエリアを指しているのかに諸説ある。
 「豊臣秀吉が築いた堤防(お土居)の内側」説。
 「京都駅より北側の、道が碁盤の目になっているエリア」説。
 「明治時代の京都市街地(旧上京区、下京区)」説。

 さらに第三の条件。
 上記エリアに親子三代以上にわたって住まう者。

 ゆえに、第二条件の諸説をすべてクリアし、第三の条件を満たす者のみが「ホンマモンの京都人」と称することができるようである。

 そしてオイラは、さらに研究を進めていくうちに、「ホンマモンの京都人」の心の裡に脈々と受け継がれているアイデンティティーともいうべき一つの思想にぶち当たってしまったのだ。

 そいつは「京都中華思想」という名で呼ばれている。

 京都人が行きつけの「王将」や「天一」を持っているということでは毛頭ない。

 ▼ 京都中華思想を知るうえで、打ってつけの入門書がこれ。

梅棹忠夫の京都案内 (角川ソフィア文庫) 梅棹 忠夫 角川書店

 自然、オイラも京都中華思想にかぶれ始めており……極端な話、もう「京都」以外はどーでもエエように思ってしまうのだ。どないしょー。(*_*;

 大阪都構想? はぁ? 大阪が「みやこ」ですのんか? そもそも「都」という意味はやね……(以下、割愛)。

Aと吉田とマラソンと

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 2月16日(日)のち

 今日は吉田神社へ節分祭福引券の当選賞品授与に行く予定なのですが、当然のごとくオイラは大文字山経由で行きますよ。

▼ 7:50 JR山科駅に到着。

 ▼ 先週の大雪の影響を予想して、スパッツとアイゼンを持参。やはり雪がまだ残っている。

 ▼ 8:14 毘沙門堂門跡を通過。

 ▼ 8:30 去年の台風で被害が大きかった山科119番Aコースに行っちゃいます。まだ「通行止め」のようですが、自己責任で進行。

 ▼ 日曜日なので工事も休みのようだ。台風前と比べ、道幅が広くなって歩きやすい道に変わっていた。

 ▼ 斜めに突き刺さった標識「A4」。

 ▼ 進みにつれ、だんだん残雪が増えてきた。

 ▼ スパッツを装着して、雪解けぬかるみ道を行く。

 ▼ 途中から道が細くなり、倒木によるアスレチックな場所が一か所ありました。倒木をくぐる。またぐ。

 ▼ 標識「A7」発見! 「A5」〜「A6」はあったのか? 見落としたのか?

 ▼ 誰かの忘れ物。昭文社の『京都北山』地図。

 ▼ 以前、「大文字山」道標があるこの分岐からAコースを離脱したので、今日はこのままAコースを進んでみよう。

 ▼ Dコースにつながる尾根道に到着。

 ▼ 一面真っ白だと印象が違って見えた四つ辻(京都一周トレイル「東山45」)。

 ▼ 9:55 大文字山山頂に到着。今日は誰もいませんね。

 ▼ 小さい温度計(白色)が壊れているようで、大きい温度計が新たに設置されていた。3℃。

 ▼ 10:13 火床に到着。雪のオブジェと京の街。

 ▼ 弘法大師堂の温度計は4℃。

 ▼ ワンちゃんも飼い主さんと登山中。

 ▼ 法然院に下山しようと思って善気山に行くと、今まで気づかなかった細い道が北方向に続いているのを発見。行ってみよう。


 ▼ しだいに道なき道となったのですが、千人塚の西側にいることはわかっていたのでそのまま降下。

 ▼ 千人塚直下の谷筋を降りる。

 ▼ 記念植樹されていたヤマモミジも台風にやられたか。穴場的紅葉スポットになると思っていたのに……残念。

 ▼ 銀閣寺ルートに合流。火床で会ったワンちゃんと再会。

 ▼ 11:17 無事、下山できました。

 ▼ 普段、日曜日の大文字山は大勢の人でにぎわっておりますが、今日は京都マラソンが開催されているので登山者はまばらでありました。

 ▼ 11:50 吉田神社に到着。お礼参り後、六等の「食料品」をゲット。ここの巫女さんは美形が多いような気が……。


 ▼ 東大路通がマラソンコースになっているので横断できず、京阪・出町柳駅に行けないぞ。(*_*;

 ▼ 丸太町通付近で東大路通を横断できるという警備員さん情報を得て、東大路通を南下。

 横断するにしても、ランナーが途切れるまで待たなければならないのだ。
 待つのが嫌いなオイラは、ついでなのでそのままゴールの平安神宮まで行くことに。
 ▼ 12:38 平安神宮に到着。

 ▼ ゴールの神宮通(じんぐうみち)は、何かお祭り会場のような雰囲気でワクワクするぞい。

 ▼ KBS京都テレビの放送ブース。海平アナと俳優・西村和彦氏。

 ▼ 応援用スティックバルーンと京都新聞の号外をゲット!


 ▼ 13:15 京阪・神宮丸太町駅から大阪へ帰還。

 ▼ 本日の歩行距離=14.6km。
(←クリックしよし)

 ▼ 吉田神社の賞品は、六等といえども豪華な内容。来年も当てるぞ〜!(^^)!

残雪の唐櫃越(からとごえ)を往け!

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 今月に入ってふと、「上桂から西山団地までしか唐櫃越を歩いてなかったなー」と思っていたら、2月15日付の京都新聞の記事が目に入った。(以下【 】内は記事より抜粋)

 【京都府亀岡市篠町と京都市西京区をつなぐ山道で、明智光秀が本能寺へ向かう際に進軍したとされる「唐櫃越(からとごえ)」の散策ルートを、地元住民らが道しるべを立てるなどして整備した。住民らは「歴史に興味を持つ人たちを多く招き入れたい」と、新たな観光ルート化を期待している。 (中略) 分岐が多いことから迷いやすく、昨年9月の台風18号の影響などで道が削られている場所が複数あった。2団体は両市の交付金を活用し、亀岡市のJR馬堀駅から京都市西京区の西芳寺(苔寺)までの計15カ所に、矢印を記した道標を設置した。深くえぐれた道には新たにう回路を作った。】

 迷子になりたくなくて二の足を踏んでいたオイラであったが、道しるべが整備されたとなると安心して歩けそうであるなあ。

 2月23日(日)のち

 ▼ 7:15 やって来ました阪急・上桂駅。(^^)/

 ▼ 山田岐れを直進。

 ▼ 住宅地のど真ん中に古墳あり。(上ノ山古墳)

 ▼ 坂道を登っていくと竹林。ワンちゃんと散歩中のご婦人と挨拶を交わす。「お一人で。(山歩きが)好きなんですねー」と訊かれ、「大好きなんです

 ▼ 薄暗い竹林のトンネルを抜けると墓地であった。

 ▼ 振り返ると京都市街地が見えた。

 ▼ 7:46 墓地を抜け、いよいよ山道スタート。

 ▼ またもや竹林が現れ、抜けると桂坂野鳥園の自然散策路に入る。


 ▼ 桂坂野鳥園の展望台あたりまでは、木々の様相がガラリと変わるので飽きずに歩ける。

 ▼ 野鳥園を抜けると、同じような景色の山道なので次第に飽きてくる。麓の景色が木々に邪魔されて見えないのもツラい。誰か水筒、落としてまっせ〜。

 ▼ この道標は以前なかったぞ。

 ▼ 8:56 沓掛山(標高415.1m)に到着。うーん……愛宕山がガスって見えない。

 ▼ 誰か傘、忘れてまっせ〜。杖代わりにしていたな。

 ▼ 標高400mを過ぎたあたりから残雪が多くなる。

 ▼ 9:39 分岐。アスファルト舗装道路に出合う。以前来たときは、ここから西山団地へ下山したのだ。今日は馬堀を目指すぞー。


 ▼ 舗装道路は、雪が完全に融けているエリアもあったが、雪道エリアもあって歩きにくいぞ。

 ▼ 9:57 中の谷林道との分岐。また雪道か……。(*_*;


 ▼ 歩いていると北松尾山が見えます。

 ▼ アスファルトの終点。ここからは土の道。

 ▼ スパッツ、アイゼンなしでもなんとか歩ける程度の雪道。

 ▼ おっ! 愛宕山が見えてきた。山頂は吹雪なのか?

 ▼ 分岐。通行止めの雪道が、どこへ通じているのか気になるが我慢。

 ▼ 歩いていると突然、目の前の風景が開けた風光明媚なエリアに出る。

 ▼ 雄大かつ壮大な愛宕山と、それを取り囲むように居並ぶ山々の雄姿。ほとんど眺望のない上桂からの山道を歩いてきて、この風景に出くわすのは「驚き」と「感動」であるぞい! ここまで歩いて来てよかったと思えるひと時。(^◇^)

 ▼ 目を下に転ずれば、保津峡なり。


 ▼ 10:43 しばらく歩くと林道の終点。左の細い登り斜面に進行。

 ▼ 10:48 みすぎ山(標高430m)に到着。


 ▼ 山頂からの眺望もよい。南側は亀岡市篠町の町並み。

 ▼ 北側は愛宕山。

 ▼ 送電線鉄塔の下で、しばしおにぎりタイム。

 ▼ 11:10 馬堀方面に下山開始。

 ▼ 高度が下がるにつれ、岩がゴロゴロして歩きにくい細い溝道になってきた。

 ▼ 歩きやすい腐葉土の道に変わるころ、木々の間から町並みが見えはじめる。

 ▼ この石垣は何かの遺構?

 ▼ 平成26年3月31日まで、土砂災害を防ぐための治山工事中だそうです。

 ▼ オイラも大河ドラマで光秀公を見たい。謎の多い人物だけに興味あります。

 ▼ イノシシ除けネットを通過。振り返る。

 ▼ 11:44 如意寺の横に無事、下山。(^_-)-☆


 ▼ みすぎ山を仰ぎ見る。

 ▼ 山中よりも、町中のほうが道を迷いやすいのはいかがなものか。

 ▼ 愛宕山の壺割坂付近から見える高層マンションがひときわ目立つ町並みは、篠町界隈やったんやね。


 ▼ マロッコ公園でしばし休憩。

 ▼ 「マロッコ」って何? 公園の片隅のモニュメントを読むと、「麻呂子親王の鬼退治伝説」というものがあるらしい。


 ▼ 12:15 JR馬堀駅から大阪へ帰還。

 ▼ 本日の歩行距離=13.4km。
(←クリックしよし)

 【唐櫃越は古くから山陰道の間道として知られ、標高300〜400メートルの尾根沿いを進む約10キロの山道。1582年の旧暦6月2日未明、亀山城を出発した明智光秀が軍勢を率いてこの道を通り、本能寺に向かったという説がある。】

『決定版 日本妖怪大全 〈妖怪・あの世・神様〉』

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決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様 (講談社文庫) 水木 しげる 講談社

 【裏カバー・内容紹介文】
 昔は人がよすぎる神様だった天邪鬼(あまのじゃく)、著者が実際に南方で出会った塗壁、妖怪の総大将ぬらりひょん……。日本人を魅了してやまない妖怪たち全895項目を網羅した決定版。他を圧倒する細密な画と詳細な解説は水木しげるならでは。書籍初収録のイラスト、「あの世」「神仏」カテゴリもあって、充実&必携の一冊!

 現代日本で、妖怪画を描ける第一人者として水木しげる先生を差し置いて誰がいようか。

 もはや水木先生は、江戸の妖怪絵師・鳥山石燕(せきえん)と肩を並べる日本を代表する妖怪絵師といえようぞ。

 さらにいえば、民俗学者の柳田國男が日本各地の習俗、伝承を収集して『遠野物語』などの文章として発表したけれど、水木先生はそれをビジュアル化して子供にでもすぐにわかるようにしてくれはったのである。

 なんと素晴らしきことかな! これらの絵は日本の文化遺産として、後世まで残さなければならないと思う。

 900ページを超えるボリュームのある文庫本なので、完全読破するには相当の時間がかかりそうなのであるが、パラパラとページをめくって斜め読みしたところ、京都がらみで「鵺」「土蜘蛛」「橋姫」「釘抜き地蔵尊」「首塚大明神」「鍬山大明神」の記載があることを確認。探せばもっと載っているのかもしれない。

 さて、オイラがよく行く「山」にはどんな妖怪がいるのかな?

 「山〜」と名がつく妖怪がこんなにもいる。

 山嵐、山犬、山姥、山オサキ、山男、山鬼、山颪、山女、山爺、山地乳、山天狗、山猫、山彦、山みこ、山ミサキ、山童、山わろ、山婆。

源頼光朝臣塚(蜘蛛塚)

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 妖怪「土蜘蛛」の塚とされている場所が、京都には二か所あるのだ。

 ひとつは、北野天満宮参道近くにある北野東向観音寺の一角。
 もうひとつは、上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)の墓地内である。

 どっちがホンマモンの蜘蛛塚なのか?

 むむむ……どっちもホンマモンかもしれないし、どっちもニセモンかもしれまへん。

 ▼ とりあえずオイラは個人的に、ご先祖様の菩提寺でもある「上品蓮台寺説」を推しておきたい。

 ▼ 幼少の頃から、このお寺さんにはお墓参りで何回も来ているのだが、オイラが「京都・魔界研究」を始めるここ十年ほど以前は、上品蓮台寺に蜘蛛塚があることを知らなかった。

 境内には「←蜘蛛塚」の案内板がないのである。

 今回、蜘蛛塚の場所を探すために、本堂の周りにある墓地を徘徊しなければならなかったのだ。

 ▼ オイラのご先祖の墓は本堂の南側にあるのだが、めざす「蜘蛛塚」は真反対の北側の墓地にありました。

 ▼ やっと見つけたぜ!


船岡山と建勲神社(たけいさおじんじゃ)

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 今年1月19日、初めて船岡山に行ったのでありますが、「登山」という感じではまったくなく、町中の小高い公園をウォーキングした感じだったので、いちいちブログで世間様に発表するほどのことでもあるまいにと思っていたのでありますが、最近どーもネタ切れでありまして……うんたらかんたら……言い訳が続くが以下割愛。

 ▼ 公園として整備されていて歩きやすい道。

 ▼ 標高112mなんで、あっという間に山頂に到着。


 ▼ 船岡山は五山送り火の有名なビュースポットでもあります。

 山内を移動することなく鳥居形以外の送り火を一挙に見れるベストポイントがあると聞くが、初めてのオイラにはどこへ行けばよいのかまったく見当もつかない……。(;´Д`)

 ▼ 建勲神社の拝殿前からは真正面に大文字山が見えた!

 ▼ 桶狭間の合戦出陣に際し織田信長が舞った「敦盛」の一節を刻んだ歌碑。オイラが昔見た時代劇では、本能寺の変の最中に踊ってたような気がするなあ。

鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-

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鴨、京都へ行く。―老舗旅館の女将日記―DVD-BOX 松下奈緒,椎名桔平,かたせ梨乃 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 演出:永山耕三、兼崎涼介、並木道子
 脚本:森ハヤシ、酒井雅秋、岩下悠子
 出演:松下奈緒、椎名桔平、若村麻由美、笹野高史、伊武雅刀、松平健(特別出演)、かたせ梨乃

 【あらすじ】 from amazon
 東大卒の財務省キャリア官僚という“超"がつくエリート女子・上羽鴨(うえば・かも)(松下奈緒)は、京都の名旅館『上羽や』の女将を務めていた母の急逝により、新米女将に転身。必死に努力して手に入れた自由と成功を手放して、借金まみれの旅館の経営を迫られる羽目に。右も左もわからない女将家業にてんてこまいし、母が築いた名旅館の評判は急降下、従業員からも総スカンを食らう。そんな大ピンチの鴨の前に、計算高くて頭のキレる外資系コンサルの金融マン・衣川周平(椎名桔平)が現れる。一癖あるこの京男と、いがみ合い、騙し合い、足を引っ掛け合いながら、なぜか段々と凸凹バディを結成し、ともに旅館再建に挑むことに…!? 

 去年4月〜6月、フジテレビ系列で放送されていた連続「現代版・細腕繁盛記的ハートフルコメディ」テレビドラマ。全11話。

 当時のオイラは第1話を見逃し、第2話、第3話を見たのだが、いまいち人間関係が把握できずドラマにハマれなかった。そのままフェードアウトしてしまっていたのだが、今回、DVDを全話レンタルしたのだった。


 某局の京都ロケドラマに京言葉はあまり出てきまへんが、このドラマでは主要登場人物の皆さんが京言葉を喋ってはるのがよろしおすな〜。
 全編オール京都ロケ。
 京都市東山区「蔵屋町通助門前上ル鈴音町」という架空の住所に建つ架空の老舗旅館「上羽や」が舞台。旅館内部の撮影は東映のセットやと思うんですが、外観は東山区問屋町通五条下ル三丁目西橘町の晴鴨楼

 このように市内のロケ地をタンノするんも、このドラマの見どころのひとつですが、オイラ的には本心を垣間見せないイケズい京女を演じたかたせ梨乃と若村麻由美が一押しですぅ。「真綿で首を絞める」ゆーたとえは京女にこそふさわしいですな、たぶん。彼女らが話す、やらこい京言葉のイントネーションがホンマ怖かったですわ〜。

 トリックスター的役どころの椎名桔平も、エエ味出してはりましたな。

 古い伝統を守りつつも変化し続けなければ先細りしてしまう老舗旅館は、「京都」の街とよく似ているなあと感じました。

 ただ、京都の街は、古都保存法や世界遺産がある限り景観的変化はあきまへん。オイラでさえ、お東さん阿弥陀堂修復用の白い素屋根に未だ違和感があるぐらいですさかい。

 とりあえず、「京女のコブシに当たったら痛い」ゆーことだけは肝に銘じて生きていこう。(T_T)/~~~

オーマイガー! オイラのトレッキングポールが……(*_*;

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 Iグリップやおまへん。元々、Tグリップですねん。

 玄関のドアに立てかけてましてん。

 出かけるときにトレッキングポールがドアに挟まれたらしく、そのときバキッ!という轟音がしたんやけど、急いでたんでそのまま家を飛び出したのであった。

 帰ってみたらこのありさま。

 オイラの不注意が原因なれど……これは不吉な前兆か?

 それとも杖が何かの身代わりになってくれたんやろか……?

 安モンなれど長年使ってきた相棒なのである。二代目も同じものを購入するぞい。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) FEEL BOSCOトレッキングステッキ Tグリップ4段スライド式 ブルー M-9841 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

ヤマノススメ

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ヤマノススメ [Blu-ray] 井口裕香,阿澄佳奈,日笠陽子,小倉唯 アース・スターエンターテイメント

 【あらすじ】 from 公式HP
 インドア趣味で高所恐怖症の「あおい」と、山大好きで常に周りを振り回す「ひなた」。幼馴染の二人は、幼いころ一緒に見た山頂の朝日をもう一度見る為、登山に挑戦することに。登山道具で料理対決したり、近所の小さな山に登ってみたり…。少しずつ知識を身につけ、登山仲間も増えて行く。あの日見た朝日を見られるのはいつ?

 こんな「登山アニメ」が放送されていたなんて(2013年1月〜3月)、今の今まで知りませんでした〜。(>_<)

 埼玉県飯能市の女子高生・中学生が主人公。
 アニメの舞台は飯能市内と高尾山なんで、まったく京都とは関係ないのですが、まだ山歩きを始めていない諸兄も、このアニメを見たら山へ行きたくなるかも(?)ということでご紹介!

 山ガールと侮るなかれ。登場する女子たちは、コッヘルで山料理作ったり、シュラフとテントを背負って縦走したりと、オイラよりも断然レベルが高いのだ。

 このアニメ、好日山荘モンベルが「協力」でクレジットされている。
 登山道具をひと揃えすると、簡単にウン万円超えちゃうからねえ。でも、登山に特化したザックやウエアを持ってるのと持ってないのでは、道中のコンディションがまったく違ってくるので涙をのんで買っておきましょう。

 KBS京都テレビで4月7日25:30〜再放送が始まるそうじゃないか! 夏には第2期放送がスタートするんだって。こりゃ見逃せませんな〜。

初めての八丁尾根と高雄山をタンノす

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 TVアニメ「ヤマノススメ」が東京都の高尾山ならば、オイラがススメる京都の山には「高雄山」があるのだ。

 ところがオイラは高雄山の山頂に行ったことがない。
 ならば行ってみようー。

 3月23日(日)

 ▼ 京都バスの「阪急嵐山駅→清滝」料金が、いつのまにか区間内均一220円になっていた。以前は200円やったのに。( ;∀;)

 ▼ 7:40 清滝バス停前からスタート!

 ▼ まだ桜開花のピークではないけれど、渡猿橋界隈に満開の木が3本ほどありました。

 高雄山に行く前に、まずはまだ行ったことのない八丁尾根に行っとこう。

 ▼ 8:15 梨ノ木谷林道の壊れたゲート直前に到着。ここが八丁尾根への取付きなのか? 「火ノ用心」の札が目印。

 バードウォッチング中のオジサンに八丁尾根のことを訊くと、多くの登山者がココから登っていくが、どこへ着くか知らないという。「石が上からゴロゴロ落ちてくるから気を付けるように」とアドバイスをもらう。感謝。

 ▼ ジグザグ道の急斜面を登っていく。シンドイ。(*_*)

 ▼ 木々の間から愛宕山が見える。今年はまだ一度も行ってないねえ。

 ▼ 8:47 八丁尾根に到着。ヤカンが枝に吊ってあるという噂だったが見当たらず。見落としたのか? ( ;∀;)

 ▼ 尾根道はほぼ平坦で歩きやすい。快適快適、どんどん進もう。

 ▼ 9:20 八丁尾根の北端は分岐ポイント。さてどっちや? 左の道を選んでみる。

 ▼ 首なし地蔵から梨ノ木谷へ下りる迂回路と出合ったぞ。

 ▼ 9:41 雲心寺林道に到着。しばし、おにぎりタイム。

 ▼ 愛宕山系のトレッキングはホンマ、シンドイよ。オイラは「鍛える聖地」と認定しております。

 さて、次は高雄山をめざそう!

 ▼ 10:09 このまま雲心寺林道のアスファルト道を下って行っては面白くない。もう一度、八丁尾根へ戻ろう。

 ▼ 急傾斜の坂道がしばらく続く。慎重に降下。

 ▼ 10:22 八丁尾根の北端に戻る。右の道を選択。

 ▼ 10:31 西ノ谷林道と出合う。左折。

 ▼ 10:43 神護寺林道(?)と出合う。神護寺方面に進行。

 ▼ 10:54 分岐。以前の道標は「右」だったが、今は「左」に書き換えられているぞ。


 ▼ あえて「右」の悪路を進もう。

 ▼ しばらく進むと歩きやすい道へと変わりましたよ。

 ▼ 途中で見たこの箱は何だろう?

 ▼ 11:13 高雄山三角点のあるP428.6との分岐。今は直進の下り道。

 ▼ 11:22 高雄山山頂への分岐。

 ▼ 急傾斜の坂道。

 ▼ 性仁親王と文覚上人のお墓。眺望よし。


 ▼ 11:37 お墓の裏に回って小高い雑木林へ行けば、そこが高雄山山頂なり。眺望なし。


 ▼ 11:57 高雄山三角点のあるP428.6との分岐に戻って三角点をめざす。

 ▼ 12:01 P428.6に到着。眺望なし。



 ▼ 南にのびる緩やかな坂道を下る。

 ▼ 次第に傾斜がきつくなってきたなと思っていたら墓地にたどり着いたぞい! 何故こんな辺鄙な場所に墓地があるんやろか?


 ▼ 墓地を抜けると、さらに急傾斜。川のせせらぎの音が聞こえはじめる。

 ▼ 12:34 西ノ谷に降下完了。しばし休憩。川の水が冷たくて気持ちがいい。


 ▼ 12:44 谷川沿いを下り清滝川と合流。

 向こう岸にトレイルコースが見えているのだが、橋がないので川に入らなければならない。流れは緩やかだし浅瀬なので可能なのだが、「シューズと靴下を脱いで裸足になって」という動作がジャマくさい。靴のまま川に入って足元ずぶ濡れというのも気が進まぬ。
 ▼ 右岸沿いの道を進んでいると歴史的遺物に出くわす。誰かが住んでいたらしい。

 ▼ 右岸道はどこへ続いているのだ?

 ▼ 12:56 無事、潜没橋の広場に到着。(^^)/


 ▼ 13:00 これからはトレイルコースを歩いて安心して清滝に戻れるぞ。

 ▼ 13:38 ゴール! 清滝バス停に戻れました。

 ▼ 本日の歩行距離=15.2km。
(←クリックしよし)

 初めて歩く道は、スカッタートみたいな胸をたたくワクワク感がある半面、不安感も半面ありますけど……だがそれがいいのでありますよ、提督。

「いなこん」が終わっちゃった

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 「いなこん」こと「いなり、こんこん、恋いろは。」の放送が終わってしまいました。

 関西ではサンテレビで放送後、2日遅れでKBS京都テレビが放送しておったのですが、何故、地元京都での放送が遅いねん! と今更怒ったってしょうがないこと。

 京都中華思想原理主義者のオイラとしては、サンテレビが見れる環境であろうとも、ちゃんとKBS京都テレビで視聴していたのでした。(「ミルポ」がたまってしかたないぜ(^_-)-☆)

 原作を知らぬオイラは、最初、ヒロイン変身もののラブコメ・アニメなんかなと思っておったのですが、後半のエピソードは結構クラスメイト間のぎすぎすした人間関係が描かれておましたなあ。現実世界で、懐の浅〜い、ドロドロ、ギトギトした人間関係の渦中にいる視聴者のオイラとしちゃ、癒されなかった鬱回でおました。

 「背景」の伏見稲荷はリアルに描かれていて楽しめました。


 ▼ アニメ内では「東部一周トレイル」として描かれていた道標。

 ▼ 実際は「京都一周トレイル」の道標なのでした。

ボブ・ディラン30周年記念コンサート/御大51歳

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ボブ・ディラン30周年記念コンサート [Blu-ray] ボブ・ディラン SMJ(SME)(D)

 【内容紹介】 from 公式HP
 1992年10月16日NYのマジソン・スクエア・ガーデンで行なわれた、ボブ・ディランのデビュー30周年を祝う、豪華絢爛ゲスト陣を迎えた伝説のトリビュート・コンサート、通称“BOBFEST”(ニ―ル・ヤングによって名づけられた)。完全ソールドアウト18,000人のオーディエンスを前に、スーパースター達が、彼らを長年にわたって感動させ影響を与えてきたディランの名曲を演奏するというものだった。今は亡きジョージ・ハリスン(アメリカでのコンサート出演としては当時18年ぶり)、ジョニー・キャッシュ、ルー・リードをはじめ、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ワンダー、ジューン・カーター・キャッシュ、ザ・クランシー・ブラザーズ、リッチー・ヘヴンズ、ジョニー・ウィンター、ロジャー・マッギン、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ウィリー・ネルソン、クリス・クリストファーソン、ロン・ウッド、クリッシー・ハインド、オージェイズ、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、シニード・オコナー、トレイシー・チャップマンといったアーティストやアイコンによって、前代未聞のラインナップが実現した。ショウを通じて音楽のバッキングを務めたのは、ブッカー・T&MG’sのメンバー3人、ギターにG.E.スミス、ドラムスにジム・ケルトナーとアントン・フィグを含む、ドリーム・チームのアンサンブルだった。「奇跡の夜」はオール・スターのジャム・セッションによる「天国の扉」で大団円を迎えた。

 今作は一度1993年にVHSとLDでリリースされたが、権利的な問題が生じ廃盤。長らく市場から消えていたが、ついにDVD/BD化が実現。全てのボブ・ディラン・ファンが待ち望んでいた復刻といえる。

 いよいよ今月31日からディラン御大の4年ぶり通算7度目の来日公演ツアーがはじまりますよ〜。プヒ〜(^^♪

 その来日記念の目玉商品の一つとして、レコード会社が『ボブ・ディラン30周年記念コンサート』をBDで復刻してくれはりました。

 当時、オイラが買ったVHSと比べると、あまりにもBD(ブルーレイ・ディスク)の映像と音がきれいすぎてビックリ! すべてにおいてクリアすぎるのである。(当日、マジソン・スクエア・ガーデンのオーディエンスの中にいたみうらじゅん氏を確認できるかもしれない)

 映像は、当時開発されて間もないNHKのハイビジョンで撮影されていたのであるが、22年の時を超え、今回ついにBD化されてハイビジョンのパフォーマンスがフルに発揮されたといえようぞ。
 「ミスター・タンブリン・マン」以降の怒涛のエンディングへ向かっての臨場感は素晴らしい。自宅でライヴ会場にいる気分になれるのはうれしいじゃないか!

 VHSで見たときの御大のお姿は、顔色悪く、先行き長くなさそうなくたびれた感じを受けたのだが、BDでは画質がクリアになって元気そうに映っている。

 で、この商品は単純な過去の「復刻盤」ではおまへん。約40分に及ぶリハーサル映像とインタビュー映像を収録。VHSではカットされていたシニード・オコナーのブーイング・シーンを収録。その他、本編では未収録だった3曲もボーナスで追加されているのだった。それに、画面サイズが広角の16:9となり、噂ではアングル転換のカット割りが違うらしいのだがオイラにはようわかりまへんのです。(-_-;)

 日本語ブックレットには、みうらじゅん氏のイラスト・ライナーノーツがVHS版より小さくなって再掲載されておます。

 大人の事情があるのかないのか存じ上げませんが、このライヴにジョーン・バエズ、ロビー・ロバートソン、ブルース・スプリングスティーンは出演してもらいたかったな。
 もし存命だったなら、ブライアン・ジョーンズには「やせっぽっちのバラッド」、ジミヘンには「見張塔からずっと」、ジョン・レノンには……うーん何やろ? 「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー」、「アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ」がエエかな……。歌ってもらいたかったなあ。

 このBDの欠点の一つが、訳詞が画面に表示されないこと。
 日本語ブックレットには当然のごとく訳詞は掲載されてはいるが、画面を見ながら訳詞を読むという離れ業を誰ができよう!

 先日、NHK BSプレミアムで放送された「ボブ・ディラン 30周年記念コンサート in ニューヨーク,1992」の動画を見ると、訳詞は画面に表示され、BDではカットされたジョージ・ハリスンの「イフ・ナット・フォー・ユー」、ディラン御大の「ウディに捧げる歌」が映っているではないか!
 特に御大の「ウディに捧げる歌」は、当夜、技術的トラブルが生じたという理由で過去のCD、VHSに未収録で、今回の復刻盤でも未収録になっている幻のパフォーマンスだったハズなのでは……。
 それがちゃんと記録されて残ってますやん? なんで?
 そういった意味で、NHK BSプレミアム・バージョンの方が断然貴重なのでありました。(^^)v


京セラ一択!

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 オイラが初めて持ったケータイが京セラ製で、その頃は「メーカーが京セラやないとあかん」というようなことでもなく、ただ偶然、行ったショップで安くて在庫があるヤツという理由で購入したんやと思います。

 2代目が東芝製。使ってひと月ほどで電源が入らなくなって、基盤交換の修理が必要でした。

 東芝は信用ならんということで3代目は再び京セラ製を購入。
 4年前のことで、この頃になるとオイラの「偏愛京都主義」が表面化しはじめている頃なので、たしかショップで「京セラ一択」やったハズである。

 この京セラ製ケータイを、オイラは何回も地面や床に落としているのだけれど、多少傷ついてしまったものの一度として壊れることなく、長年愛用してきたのであった。

 ▼ ただ経年劣化で、表面の塗装が部分的に剥がれ落ち、まだら模様になっていたのであった。

 もっと早い時期に機種変更してもよかったのだが、冗漫なショップの手続きが予想されて、なかなか重い腰が上がらなかったのだ。

 消費税が引き上げされるという直前の3月30日、ついにスマートフォンへの機種変更を決行。

 はなからiphoneなど、眼中にない。スマフォ初号機も「京セラ一択」なのである!

 ▼ オッサンにでも操作がやさしいと噂されるURBANO L01を購入したのでありました。

御大と京都

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CROSSBEAT Special Edition ボブ・ディラン (シンコー・ミュージックMOOK) シンコーミュージック シンコーミュージック

 【内容紹介】 from Amazon
 2014年3月に来日して、またもやライヴハウス・ツアーを敢行!!  30周年記念コンサートの初DVD/ブルーレイ化や紙ジャケ再発シリーズなど、話題に事欠かないボブ・ディラン。今年(2014年)で73歳になる巨人の 全キャリアを、入念なアルバム評で俯瞰します。
 ライヴ盤や発掘盤を入れると計50枚以上に及ぶ全アルバムを、時代背景や音楽性、歌詞の細部に至るまで徹底的に解説。また、クロスビートに掲載さ れた来日時の対面インタビューも発掘して全文をノーカットで掲載。ジャパン・ツアーの予習はこの1冊で!!

 ディラン御大の来日を祝して、昨年休刊となった「クロスビート」という洋楽雑誌の臨時ムックが出版されていた。

 1994年の3度目の来日時に、クロスビート誌上に掲載されたインタビュー記事がノーカットで掲載されている。
 今回オイラは、その記事を初めて読んだのであるが、ディラン御大は素晴らしいコメントを残してくれてはったのだ!

 インタビュアーの「3度目の日本の印象はどうですか?」という問いかけに対してディラン御大は、

「仕事している最中に、一つの土地のイメージを得るのは難しい。東京はブエノスアイレスみたいに未知の土地だよ。京都には感銘を受けた。2度目の来日の時に歌舞伎や宝塚も観た。印象的だったね。レコードやビデオも買ったよ」

 と答えてはったのである。

 うぉ〜!(^^)! さすがは天才アーティスト。京都が「日本の肝」であることを、そこはかとなく察知しておられるようだ。恐るべしディラン御大。

 今回も大阪公演の合間に京都観光しはるんやろか? その際には、何もないところですが、大文字山から見える京都の街並みと風景を、ぜひとも目に焼き付けて帰国してもらいたいものです。

 ▼ 2007年に発売されたベストアルバムのCM。映像と音楽のコラージュがカッコイイぜ。

サイド・トラックス/御大21〜58歳

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サイド・トラックス(紙ジャケット仕様) ボブ・ディラン SMJ

 【内容紹介】 from Amazon
 ボブ・ディランの全てのスタジオ・アルバムとライヴ盤を網羅した壮大なボックスセット『ボブ・ディラン コンプリート・アルバム・コレクションVol.1』(47CD)が2013年11月にリリースされたが、そのボックスにボーナスCDとして収録されていた2枚組のレア・トラック集『SIDE TRACKS』が、日本のみ単独CD化決定! 過去にリリースされたアルバム未収録シングル、『バイオグラフ』やその他のコンピレーションに収録された曲、映画挿入曲などレア・トラックを豊富に収録。LPとしてはレコード・ストア・デイ用の限定3枚組でリリースされたが、その限定LPのアートワークを紙ジャケで完璧に再現。来日公演のある日本のみ許された企画で、紙ジャケ+Blu-Spec CD2+解説・対訳付でリリース。

 京都に感銘を受けたディラン御大のオリジナル・アルバムをコンプリートした超豪華(価格も豪華!)ボックスセットに、オリジナルアルバムに未収録の作品を集めたボーナスCDが附属されていた。このボックスセットは本国アメリカのみで日本盤は発売されていない。

 廃盤になっているオリジナル・アルバムなどないのに、なんでこんな殿様商売的CDボックスがまかり通っているかというと、本国アメリカでは、1973年にレコード会社との契約上御大の意思にかかわりなく発売された未発表アウトテイク集『ディラン』というアルバムがCD化されていなかったのであるが、このボックスセットでようやく初CD化したので「お前ら、買え」ということなんやろうね。

 ところが、我が日本では20年以上も前に『ディラン』はCD化されており、一時廃盤状態であったのだが、今春、紙ジャケ仕様になってリイシューされる予定なのだ。

 不思議とディラン御大は、昔から日本贔屓なところがおますなぁ。

 今回の来日記念に高価なボックスセットのボーナスCDを日本でだけ単品発売したり、本国でCD化許可を出さなかったアルバムを日本では既にさせてたり、映画『ボブ・ディランの頭のなか』のオープニング曲が真心ブラザーズの歌うカバーやったり、今じゃオリジナル・ライヴ・アルバムの一角を占める『武道館』も当初は日本だけの発売やったんやから。

 昔からのファンにとっちゃ『サイド・トラックス』に目新しいものが何もない。
 レア・トラック集といっても、既発のコンピレーション・アルバムやブートレッグ・シリーズで発表されているもんばっかりやんか。
 ただ、年代順に古い歌から並んでいるので、御大の声や音の変化が楽しめまっせ。

 コンピアルバム『バイオグラフ』で発表されていた「カリビアン・ウインド」「ハート・オブ・マイン」を久しぶりに聴きましたんやけど、まんま吉田拓郎を感じさせる名曲ですわ。(ホンマは逆やけど(^^;))

 菅野ヘッケル氏のライナーノーツによると、次回のブートレッグ・シリーズは『血の轍』のアウトテイクを準備してはるらしい。それに、未だビデオ/DVD化されていない映画『レナルド・アンド・クララ』の映像も大量に蔵出しされる日も近い(?)

 ▼ この曲を初めて聞いたときは、アレンジがU2と一緒やんと思たもんですが、今じゃこっちの方がしっくり聞けるのが不思議。

Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan

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Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan Various Artists Amnesty Internationa

 ディラン嫌いの人の多くは、「あの声がダメ」とよく言わはります。
 長年愛聴してきたオイラでさえ、最近の御大のゲロゲロ声は、その日の気分や体調によっては受け付けない時があるので、皆の衆のご意見もごもっともなことやと思います。

 そもそも、ディラン御大を最初に有名にしたのがピーター・ポール&マリーがカバーした「風に吹かれて」やったわけですから、御大の音楽史には「カバー曲」という要素は不可欠なのでありますな。

 閑話休題。

 なんと2012年に、人権擁護団体アムネスティの創立50周年を記念して、ディラン御大のカバー・トリビュート・アルバムが発売されておったのですよ! オイラは最近まで知らんかった。

 さっそく買い求めました。
 全73曲。5時間13分27秒。CD4枚組の大作! ディラン御大、約50年のキャリアの有名どころの曲はほぼカバーされております。(お求めやすい価格なんやけど、インポートなんで日本語訳はありませぬ)

 参加アーティストも超豪華。スティング、パティ・スミス、ジョー・ペリー、エルヴィス・コステロ、ジョニー・キャッシュ、ジョーン・バエズ、ジェフ・ベック、ブライアン・フェリー、カーリー・サイモン、ジャクソン・ブラウン、ピート・シーガー、マーク・ノップラー……という有名アーティストからオイラの知らないアーティストまで多種多様。

 カバー曲のアレンジも多種多様。
 あくまでもスタジオ録音の原曲に近いアレンジを施す人もいれば、大胆に原曲から遠く離れてしまっている人もいて、それぞれが自由に御大の歌を解体・再構築してリスペクトしているのでありまする。ロック、フォーク、カントリー、ブルース、ジャズetc……あらゆるアメリカン・ミュージックがテンコ盛ですぞ。

 ▼ Like A Rolling Stoneはオリジナルのイメージが強固ゆえ、こういうアレンジが落としどころになるんやろね。

 ▼ 御大のオリジナルよりもエエ感じの曲が多数おまっせ。この歌もそう。

 ▼ これがあの「廃墟の街」でっせ〜!

 ▼ 今年お亡くなりになった、御大の師匠筋にあたるピート・シーガーも熱唱。生涯現役! RIP.

 そしてこのCDの最後を締めくくるのは、『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』からディラン御大自らが歌う「Chimes Of Freedom/自由の鐘」。

最後にもういちど聞き入っていた 最後にもういちど見入っていた
魔法をかけられ すいこまれたように 鐘がおわるまで。
鳴っていた いやされることのない傷の いたむ者たちのため
無数の混乱にさらされ、非難され、虐待され、だまされたり
もっと悪くされた者たちのため
また この全世界のひとりひとりの 挫折した者のために
そしてわれわれはひらめく自由の鐘を見つめていた。

訳詞/片桐ユズル

山よりも 今日のメインは 京都御所 《前編》

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 某日。
 とある友人と会合。

 虚栄心ばかりが肥大化して、心が狭く、まったく実務ができないオッサンの下で今まで間接的に働いていたことがわかった時、非常にやるせなくなったのであるが、貴君ならどう感じるか? と問われてしまった。
 その輩は自慢話も多いそうである。「そうドスかぁ。えらいご苦労してきはったんドスなあ」と生返事するしかないのだ、とも友人は言っていた。

 どこの世界、業界にも、心根の卑しい下卑た人種はいるのである。「政治の世界を見てみなはれ。どこに民衆の見方がいはります? どいつもこいつも利権目当てに奔走してるだけとちゃいますのんかー」と、フラストレーションを下げるために知りもしない事をいい加減に言い合ったのであった。

 「自分にもっとスキルがあったら、こんな会社辞めて、もっと条件のいい職場で働きたい」と言う友と、固い握手をかわしたオイラであった。

 4月13日(日)
 本日のテーマは、桜の花を愛でながら、京都御所・春季一般公開に参加することなのだ。

 ▼ 7:45 やって来ました地下鉄・蹴上駅。桜を見に来たのだが、時期が過ぎとりましたー!( ;∀;)

 ▼ 疎水沿いに南禅寺まで歩いてみよう。初めて歩く道なので、どこに出るのかワクワクするなあ。

 ▼ ほぉ。水路閣についたぞ。

 ▼ 南禅寺本尊の釈迦如来像。なむなむ。

 ▼ 8:12 哲学の道の南端・若王子橋に到着。

 ▼ まずはネコ・エリアで癒されてみよう。

 ▼ 8:22 若王子神社裏の「桜花苑」に到着。ほとんど散った後。( ;∀;)

 ▼ 8:26 ここまで来て山に入らなければ、オイラの存在意義が危ぶまれる。

 ▼ 椿ヶ峰への分岐。「一三八」と刻まれた境界標石が目印。


 ▼ 山ツツジを愛でる。

 ▼ 8:45 椿ヶ峰に到着。誰かペットボトル忘れてまっせ〜。


 ▼ 下山ルートはダム女に行くのではなく、今日は違う道を歩いてみよう。

 ▼ 椿ヶ峰のツバキ。

 ▼ 8:57 ここに通じておったのか。宗諄女王墓の裏側に到着。

 ▼ そして再びネコ・エリアへ。さっきは一杯ネコがいてたのに、ほとんどいなくなっている。



 ▼ 桜を愛でながら哲学の道を後にする。

 ▼ カレーうどんで有名な「日の出うどん」前を通過。

 ▼ 鹿ヶ谷の某お宅の玄関先にいた、まったく動かないお地蔵さんのようなネコ。なむなむ。

 ▼ 9:17 天王町の交差点から見えた横向きの大文字火床。

 丸太町通をひたすら西進。あまり歩いたことがないエリアなんで、何と出くわすかちょっとワクワク。
 ▼ 狛ウサギで有名な岡崎神社にちょこっと寄り道。


 ▼ 親鸞聖人ゆかりの岡崎別院。

 ▼ 東山丸太町の交差点角には聖護院八ツ橋の総本店。

 ▼ 同じく、熊野神社。

 ▼ 9:56 京都御苑・富小路口に到着。

 京都御所の見学は事前に申し込みが必要なもんだと思い込んでいたオイラは、今の今まで、春と秋に事前申し込み不要の一般公開があるなんてまったく知りまへんでした。

 後半に続く……。

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