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Channel: なのにオイラは京都へゆくの?
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オイラ的「京都結界巡り」・将軍塚→子安塔→崇徳天皇御廟

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 ▼ 今回の山行の参考図書。

幽 2008年 01月号 [雑誌] メディアファクトリー メディアファクトリー

 ▼ 『幽』に連載されていた「怪談巡礼団」の選りすぐり十篇。もちろん上記の「京都の怪」も載ってまっせ。

ぼくらは怪談巡礼団 (幽ブックス) 加門七海,東雅夫 KADOKAWA/メディアファクトリー

 7月6日(日)のちのち

 7月の京都といえば祇園祭でおます。エセ京都市民たる者、まずは「八坂さん」へ参社しなければおへん。

 その祇園祭の目的がそもそも、疫病の元となる怨霊を退散させるためのものですんで、今回のオイラの道中は「怪談ツアー」めいているのであった。

 ▼ 8:00 京阪・祇園四条駅に到着。

 ▼ 8:10 四条通を東進して八坂神社に到着。祭神スサノオと習合されてしまった牛頭天王は、件(くだん)と関係しているのであろうか?


 ▼ 本殿で道中安全祈願を終えたのちし、末社の美御前社に寄ってみる。身も心も美しくなるという美容水を顔につけて、円山公園へいざ出発。


 ▼ 円山公園内にある祇園祭山鉾館。普段から閉まっている山鉾収蔵庫です。

 ▼ シダレ桜ちゃんは、暑さでややしなびれている感じです。

 ▼ 池にいたカメとアメンボ。

 ▼ 坂本龍馬と中岡慎太郎像。

 ▼ 慎太郎氏、横目で覗き見してないか?

 ▼ 円山公園の奥地に初めて来た。緑にあふれているねえ。

 ▼ 吉水弁財天の右の道から、いざ山へ。


 ▼ 半ば乗り捨てられたような練馬ナンバーの日産・マーチBOX。怪しいなあ。

 ▼ 8:53 「将軍塚道」の石柱が建つここからが本格的山道。

 ▼ 将軍塚までは、加門七海センセや東雅夫編集長ら「怪談巡礼団」がたどった道でもある。

 舗装もされていない山道は、観光地のイメージからはほど遠い。ときどき雑木林の端に、ケルンのように石の積まれた石仏の姿が見えた。(加門七海著「京都結界巡り」より引用)

 京都初心者の編集Rが「ここも京都なんですね」と、しみじみ言った。いやいや、この道は、よほどの物好きじゃないと来ないから……。(加門七海著「京都結界巡り」より引用)

 ▼ 将軍塚がある青蓮院門跡飛地は、護摩壇等の新築工事中で立ち入り禁止でした。

 ▼ 9:16 東山山頂公園に到着。


 ▼ 展望台から京都の街並みを見て、しばし休息。写っていないが、五山送り火の「左大文字」と「船形」が見えることを確認。「鳥居形」も見えるんかなあ?


 ▼ 9:40 防火貯水槽横、京都一周トレイルの「東山20」道標に到着。ここからはしばし「怪談ツアー」を離れ、オイラの興味本位の、まだ歩いたことがない道を歩くことにする。南東方向の道へ進行。

 ▼ 9:50 東山ドライブウェイと出合う。右に見える標識のところから再度山へ突入。


 ▼ 最初は急坂。シンドイ。

 ▼ 10:04 平坦な道になり、進むと、「東山18-2」に出合った。左:清水山、右:東山山頂公園。

 ▼ おっ! 「子安塔」を指す道標があるぞ。「怪談ツアー」再開。行ってみよう。

 ▼ 10:14 快調に坂道を下り、清水寺と清閑寺を結ぶ道と出合う。

 ▼ 以前来たときは、まだ子安塔は改修工事中だったのだが、もう完成しているのか?

 ▼ ちょっと小ぶりな三重塔。見事に工事が完了しておりました。まばらに観光客がいるし、周囲の怪しさはゼロ。

 ▼ 清水寺の本堂方向へ進む。

 ▼ 観光スポットに、汗まみれの汚いオッサン独り。我が道を行くのだ。

 ▼ 清水の舞台と京都タワーは絵になるねえ。

 ▼ 10:36 地主神社の右の道から山へ再突入。

 ▼ これは心霊写真か!? いえいえ、南無阿弥陀仏と刻まれた石柱を写そうとした瞬間、耳元で「ブゥーン」という虫の羽音がしたので、思いっきり手ブレしたのでありました。

 ▼ 清水寺境内のすぐそばだというのに、誰もいない。

 ▼ と思っていたら、草木の間を見え隠れしながら、前方を軽装の一組のカップルが歩いている。

 ▼ 10:47 「東山19」と出合う。ここは分岐なんで、どっちへ行けばいいか迷っている先行カップルに追いついた。

 「写真、撮リマスカ?」と女子に声をかけられた。
 二人とも外人さんやんか、ヤバい。
 彼女は片言の日本語が話せるらしい。「撮りましょうか」と言ったらしいのだ。それじゃと彼にコンデジを手渡すと、彼女が彼に通訳し、撮っていただきました。

 道標はあるが漢字表記なので、彼女は読めないのだ。ただし「寺」は読めるらしい。写真のお礼に、「キヨミズ・テンプル」「ヒガシヤマ・マウンテン・パーク」「マウント・キヨミズ」とオイラが流暢なイングリッシュを披露してレクチャーしてさしあげたのは言うまでもなかろう。
 「マウンテン・パークニ何アリマスカ?」と訊かれ、「ネコ!」と答えたのは失敗やったかも……。
 ▼ 10:51 「グッド・ラック!」と言って別れたオイラは、再び「東山20」にやって来た。

 ▼ さっき通った時は気づかなかったのだが、防火貯水槽の上にカエルの大きな卵がありました。

 ▼ 次は興味本位に未踏の道を歩く第二弾。北西に延びる道を行ってみよう。

 ▼ やや荒れの道である。

 ▼ 谷に沿って細い道を進む。霊感ゼロながら、なんか怪しい道である。

 ▼ どうしたわけか、あまり進みたくないのだ。……でも、行っちゃいます。

 ▼ 朽ちそうな橋は慎重に渡ろう。

 ▼ 時には急な坂道を下り、時には道なき道を進む。

 途中、分岐があって登りか下りかを選択しなければならないのだが、オイラは迷わず下りで下山コースを選びました。何とか早く、この道から脱出したかったのだ。
 ▼ 11:07 墓場に出た! 助かった〜!

 ▼ 高台寺墓地のようである。水道で顔を洗い涼をとり、しばし休息。

 ▼ 墓場から見る京都の街もオツなもんですな。

 ▼ 高台寺墓地と東大谷墓地はつながっているようです。

 ▼ 下山してホッコリしてしまっているオイラは、帽子を落としていることに気づいていなかった。日傘の親切なご婦人に教えていただきました。おおきに。

 ▼ 11:44 日本史上最大級の怨霊になったとされる崇徳天皇御廟に到着。


 ▼ 近くの安井金比羅宮で悪縁の某(笑)との縁切り祈願。


 ▼ JRAの場外馬券売り場に入って涼をとる。

 ▼ 弥栄会館。ロビー見学しとけばよかった。

 ▼ 12:11 京阪・祇園四条駅に無事帰還。でも、何か目に見えないものが、くっついて来てるかもしれまへんなあ。

 ▼ 本日の歩行距離=9.4km。
(←クリックしよし)

 ▼ 千二百年の都には千二百年分の怪談があるハズなのだ。怪談好きは、「京都」を深く知れば知るほど好きになってしまうのである。


『九十九怪談 第七夜』

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九十九怪談 第七夜 木原 浩勝 KADOKAWA/角川書店

 【内容紹介】 from Amazon
 工場の無菌室で、監獄博物館で、そして自衛隊の駐屯地で! あちこちで起きる恐るべき怪異に、あの大人気フラッシュアニメ「秘密結社 鷹の爪」の総統も吉田くんも恐怖におののく! 本当にあった怖い話99本!!

 『新耳袋』の共同著者のひとり、木原浩勝氏が収集した実録怪談シリーズ第7弾。

 「京都」で起きた怪異が数話収録されておりました。
 ある人の大学時代の下宿での話。修学旅行に来た中学生が体験した旅館の話。

 このシリーズ、安定して「ふーん、そーどすかー」的な話が多くて、あまり怖くはないのであるが、日常に潜む怪異とは、本来、それほどにドラマチックな展開を促すようなものではないのでしょうねえ。

軍師官兵衛 第27回「高松城水攻め」

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 土曜日の昼間、たまたまテレビをつけたら大河ドラマ『軍師官兵衛』(再放送)をやってたんですわ。

 今年の正月から放送されているのに、観るのは今回が初めてやったんです。

 「ほー、高松城の水攻めか……てことは本能寺の変もそろそろやな」

 愛宕山を愛した(?)武将、明智光秀公にスポットが当たる放送回である。これは観なければ!

 ▼ 光秀(春風亭小朝)が、後に家康(寺尾聰)の側近・天海になるような伏線がさりげなく描かれていたような……。

 ▼ 光秀が本能寺の変を起こした動機は、謎に包まれていろんな説がありますが、このドラマでは信長(江口洋介)の一言が直接の契機になったように描かれておりました。

 ▼ 本能寺の変直前、(スタジオセットのようですが)愛宕山の愛宕神社で必勝祈願のおみくじを引くシーン。

 続けざまに「凶」を引くシーンを映像で観てしまうと、コントとしか言いようがないトホホなシーンでありましたなあ。

 さて今夜の放送は「本能寺の変」。録画予約しておこう。

軍師官兵衛 第28回「本能寺の変」

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 本能寺の変における信長自刃のシーン。

 たいがいの映画やドラマでは、ポンポンポンポンと唐突に敦盛を舞ってから死にはるのだが、今回は朗々と敦盛の一節を述べて死ぬという新しいパターンでしたねえ。

 若いころ、寺町通をプラプラ歩いていたら、本能寺の変で焼失したと思っていた本能寺が建っていてビックリしたなあ。

 秀吉が転地命令を下して、現在の場所に再建させたのだと、後で知りました。

祇園祭2014・神幸祭(しんこうさい)

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 かれこれ10数年前、祇園生まれ、育ちのシンガー、ばんばひろふみ氏がラジオで、「祇園祭のメインは一般に『山鉾巡行』と言われてますが、本当のメインはその日の夕方行われる『神幸祭』なんです」というような趣旨の発言をしてはりました。

 それからというもの、祇園祭の季節になると、神幸祭が気になって気になって幾年月。

 ついに神幸祭を体感できる日がやって来た!

 7月17日(木)

 ▼ 四条通は人が多そうのので、祇園の裏道で八坂神社へ。また崇徳天皇御廟に来てしまった。

 ▼ 17:03 八坂神社石段下前に到着。そこそこの人数の見物客が待機中。

 ▼ 事前に予備知識を仕入れることなく来たので、どこで待っていればいいのか……? ウロウロしてみよう。

 ▼ 結婚式場である常盤新殿前に、お馬さんが待機中。

 ▼ そのまま境内に入っていくと、すごい人だかり。神幸祭の神事は16時から始まっていたようで、オイラが行ったときは舞殿から神輿が下りていくところだった。氏子さんらの祭に対する気迫がすごく感じられる。

 ▼ 再び常盤新殿に戻ると、武者姿の人が談笑中。

 ▼ 再び石段下にやって来た。さっきよりも人が増えているぞ。

 ▼ 屋根の上まで。

 ▼ 17:30 スサノオが乗りはる中御座(なかござ)神輿を先導する豊園泉正寺榊(ほうえんせんしょうじさかき)行列が、四条通を東進して八坂神社までやって来た。

 ▼ オイラは東大谷参道入り口で待機することにした。

 ▼ 17:50 行列が石段下方向に動き出す。





 ▼ 神輿の先陣は中御座神輿だ。

 ▼ 見物人が際で見ていると非常に危険。担ぎ手たちが「どけぇ! どけぇ!」と叫ぶのもわかります。荒ぶる魂はさすがにスサノオそのもの。

 ▼ 子ども神輿。

 ▼ クシナダヒメが乗ってはる東御座神輿。

 ▼ ヤハシラノミコガミが乗ってはる西御座神輿。

 ▼ オイラも石段下へ移動。「ホイット! ホイット!」というかけ声ともに神輿が上下に揺れ動き、「回せぇ! 回せぇ!」の指示で神輿が回転する、かなり荒々しいお祭りであるねえ。

 ▼ 宮司さん、市長、知事の挨拶の時は、祭関係者の皆さんは道路に座ってご静聴。

 ▼ 神輿渡御。三基の神輿はそれぞれのルートをたどって四条寺町の御旅所(おたびしょ)まで進むのであった。

 ▼ 18:45 さっきの騒ぎがウソのよう。

 ▼ 八坂神社にお参りしておこう。

 ▼ ところが本殿前は長蛇の列。並ぶのは嫌なので参拝は中止。

 ▼ 大黒主社にウサギさんがいる。参拝者のご婦人のペットでした。

 ▼ 神輿のルートを確認。今宵はスサノオの中御座を追いかけてみよう。

 ▼ 19:02 新橋通で東御座を捕捉。めざす中御座はいずこに?

 ▼ 7:30 御池通まで来たら、市役所から祇園囃子が聴こえてくるので行ってみた。

 ▼ 今年、後祭の山鉾巡行で150年ぶりに復活する大船鉾(おおふねぼこ)保存会の皆さんがお囃子を披露してはったのである。

 ▼ 背後に立つ少年たちは実際に鉦は鳴らさず、エアー鉦で頑張っていた。未来の担い手たち、おきばりやす。

 ▼ 19:32 「ホイット! ホイット!」のかけ声とともに、中御座が市役所前にやって来た。

 ▼ 19:45 中御座神輿は一旦、市役所前に下ろされ、担ぎ手の皆さん方は30分ほど休憩のようだ。

 ▼ 神輿を間近に見れるのである。


 ▼ 20:15 再び中御座が動き出し、寺町通へ入っていく。


 ▼ 本能寺前通過。

 ▼ 次は三条通を東入ル。

 ▼ 次は河原町通を下ル。

 ▼ 子ども神輿もやって来た。

 ▼ 四条通を西入ル。

 ▼ 21:00 四条寺町の御旅所に到着。

 ▼ 見物客は直前で止められ、かつ、歩道から出れないので大混雑。道幅を拡張できないなら、アーケードの上にも登れるようにしたら混雑の緩和になると思うんですが、どないでしょうか?

 ▼ 22:00 まだ神事が続いている。いつまでやりはるんでしょうか?オイラは大阪へ帰宅の途へ。

 京都のお祭りって、葵祭や時代祭のように粛々と事が進行していくというイメージを持っていたのであるが、今日の神幸祭と神輿渡御はとても熱いラジカルな男祭でありました。

『京の絶景と名所旧跡めぐり』

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京の絶景と名所旧跡めぐり: 「京都一周トレイル」で、東山・北山・西山を歩く (京都を愉しむ) 京都府山岳連盟 淡交社

 【内容紹介】 from Amazon
 〈京都をめぐる山からアプローチする京都の観光スポットへの道案内〉
〈山登り初心者でも楽しめる山歩きのコースと魅力的な名所旧跡がドッキングした、京都めぐりの新しい愉しみかたを提案〉

 三方を山に囲まれた京都には、数々の名所旧跡が点在しています。京都ならではの名所旧跡めぐりと、「東山三十六峰」に代表されるように高い山はない京都のちょっと意外な山歩きを結びつけて京都を楽しむガイド本です。紹介するのは、超初心者コース(稲荷山クラス)、初心者コース(大文字山クラス)、中級者コース(比叡山クラス)に分け、京都周辺の山をひとまわりする全18コース。数ある京都のガイド本でも、山の上から京の絶景を楽しみ、さらに有名な社寺や隠れた名所を案内する類書はありません。安心・安全なコース設定とコースマップ、アドバイスがついています。

 梅雨も明けて、さあ夏本番!

 ひと夏かけて京都一周トレイルで、油日照りの京都の低山を歩いちゃおうと思ってらっしゃる、物好きな方もおられることでしょう。
 そんな貴君に必携の一冊。

 今春発行されたこの本は、「京都一周トレイル」コースをメインルートとして、京都周辺の山を全18コースで歩けるよう解説した「京都一周トレイル」の参考書なのです。

 図や写真、カラーページも多いので、ページをめくるだけでも楽しいトレイル気分(?)。

 巻頭の「山歩きのいろは」を読めば、服装・持ち物、歩き方・マナーなどがサクッと解説してあって、超ビギナーにもやさしい配慮がなされているねえ。
 雷からの避難場所や、ハチに刺されたときはポイズンリムーバー(吸引器)で応急処置するなど、オイラも知らんことが載っていて勉強になりました。

みたらし祭2014@下鴨神社

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 去年は夜に行ったので、今年は朝に行くことにしました。

 7月25日(金)

 ▼ 9:45 下鴨神社に到着。今年のみたらし祭は25日から29日。

 ▼ 参道で造園業者が剪定中。

 ▼ 屋台はまだ営業しておりません。


 ▼ 並ぶことなくスイスイと楼門の中へ進行。

 ▼ おっと、献灯料が200円から300円になっているぜ。

 ▼ まずは拝殿にてお詣り。

 ▼ さあ、いよいよ御手洗池だ。

 ▼ ズボンのすそをまくり上げ、準備完了。

 ▼ 受付でローソクをもらい、池へ。

 ▼ 現在の気温はわからないが、軽く30℃は突破しているハズ。早く水につかりたい。

 ▼ ウホッ、水の中は気持ちいいねえ。

 ▼ ローソクに火をつける。

 ▼ 池の中も混雑することなく、このくらいが丁度いいんではないかい?


 ▼ ローソクを祭壇に供え、「今年も無病息災でありますように」。

 ▼ NHKや京都新聞などが取材に来てはりました。

 ▼ 締めは「ご神水」をイッキ飲み。


 ▼ 10:23 下鴨神社から出る。

 ▼ 京阪・出町柳駅まで高野川をそぞろ歩き。

 ▼ 夏場は水辺の生き物たちが、うらやましいなあ。


京都新聞AR(拡張現実)

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 みたらし祭に行ったとき、久しぶりに駅売りの京都新聞を買ってみた。

 前日に行われた祇園祭・後祭と還幸祭の記事を読みたかったのだ。

 「スマートフォンやタブレット端末で、専用アプリ(無料)をダウンロードし、ARマークのついた紙面を撮影すると画面上の写真が動き出します」と書いてある。

 さっそくやってみた。
 ▼ ウホォ、マジで写真が動き出すやないですかぁ。

 今のところ、紙面のすべての写真が動くわけではないけれど、新聞に新たな表現。書籍を含む未来の紙媒体メディアの方向性が見えてきたようで、オモチろい試みやなあと思いました。

 えっ、2年前からやってはるって?

 そんなん知らんがなー。


NHKスペシャル「中継 京都 祇園祭 千年の謎」

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 【初回放送】
 2014年7月23日(水) 午後7時30分〜8時43分

 【内容紹介】 from 公式HP
 古都1000年の祭、祇園祭。7月の京都市内には、33基の山(やま)や鉾(ほこ)と呼ばれる、山車が並び立つ。目を引くのは山鉾を飾る、絢爛豪華な「懸装品(けんそうひん)」。しかもその多くは、数百年前に海を渡って京都へやってきた東西の一級の美術品だ。16世紀ベルギーで織られた国宝級のタペストリー、「世界に一枚」といわれる17世紀ムガール帝国の掛物、サファヴィー朝の王侯貴族の金銀入りじゅうたん・・・世界中から集まった貴重な宝の数々、「動く美術館」とも称される。しかし、そうした至宝たちは、なぜ、どのような物語を経て、京都にたどり着いたのか。記録はほとんど残されておらず、すべては「謎」に包まれてきた。
 番組では、祭の熱気が頂点に達する7月23日の「宵山」の夜を生中継しながら、「山鉾の至宝」に秘められた謎を解いていく。VTR部分では、ミステリーハンターに扮する女優・栗山千明が時空を越える旅をしながら、懸装品の謎に挑む。また「日本一の金持ちと権力者が集まる」といわれた、16〜17世紀の京都の洛中図を3次元CGで再現するなど、祇園祭に秘められた知られざるドラマを描く。海外からやってきた至宝たちの謎をひも解き、封建時代の歴史の「定説」をくつがえす、京都の驚くべき姿、物語の数々、さらには世界の覇者たちの栄枯盛衰の歴史に迫る。
 出演:栗山千明(女優)、三宅民夫(アナウンサー)など

 先ほど、録画していた番組の視聴完了。

 「ゆく年くる年」的な空気感を醸しつつ、山鉾の懸装品にまつわる世界的なスケールの物語に迫るという壮大な番組でありました。

 それにしても、番組内で紹介された懸装品は山鉾のごく一部。まだ紹介されていない山鉾のタペストリーや意匠はたくさんございます。それらひとつひとつにも、どんな物語が秘めらているのるかと考えると、これからは山鉾を見る目が変わってしまいますわ。

 世界に一枚しか残っていない絨毯を懸装品に使うなんてスゴすぎ。ハレの舞台に、ハレの品々を惜しみなく披露する京都の町衆の意気込みに感服です。

 幕府が江戸にあっても、首都は京。
 当時の室町、新町界隈は、日の本の中心の大ビジネス街であったわけで、とりわけ三条、四条通はハレ中のハレのメインストリートやったんでしょうね。

 京都中華思想万歳!

軍師官兵衛 第30回「中国大返し」

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 さすが天下に「犬HK」と揶揄されている放送局である。
 「憎っき」秀吉の勝ち戦のシーンなど放送してなるものかと考えてたのか考えてなかったのか、よーわかりまへんが、天下分け目の合戦のシーンは一切なし。

 ▼ 終始、明智光秀(春風亭小朝)への戦況報告だけで、山崎の戦いは終わってしもたやん。

 犬HKとしては、光秀に勝たせてあげたかったのであろうが(よーわからんけど)、歴史の大筋は改変できまへん。
 ▼ 伏見の小栗栖で、あっけなく光秀はんは農民に殺されはったのか?

 ▼ 今後、南光坊天海として小朝師匠が登場するのか気になるところ。

 ▼ 一般に「謀反人」呼ばわりされている光秀はんなれど、このドラマでは、日の本を思い、国体を守るために本能寺の変を起こし、将軍になる野心もない「ホンマはエエ人やん」的キャラ設定になっとりましたなあ。

 逆に、まだ織田信長の三男が存命であり、清州会議前やというのに、次の天下人になる野心を燃やす秀吉は、すごくダーティーな人物として描かれているのではなかろうか……。

 これから急速に暗黒面に堕ちていく秀吉を、犬HKは嬉々として放送していくのかな? よー知らんけど。

 ▼ 天王山の山頂は山崎城跡でもあったのね。オイラはまったく知りまへんでした。

『怪談狩り 赤い顔 市朗百物語』

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怪談狩り 赤い顔 市朗百物語 (幽ブックス) 中山 市朗 KADOKAWA/メディアファクトリー

 【内容紹介】 from Amazon
 『新耳袋』の著者・中山市朗が怪談の原点に立ち戻った新シリーズ、第2弾。タクシーのドライバー、警備員、映画監督、女優、学校教師など、さまざまな人から蒐集した怪談の中から、秘蔵の100話をついに解禁! さかさまに連なる首を切られたカラスの死骸、お札を貼られた井戸に潜むモノ、ノイズの入るテレビに映りこむ痩せた女、深夜の霊園からかかってくる電話、夜の山道にひとり佇む赤い服の女、ミリタリージャケットにしみこんだ「記憶」……日常がぐらりと揺らぎ、忌まわしいものが忍び寄る。とっておきの怪談実話100選。

 中山氏の怪談は怖いのである。

 夜中、独りでこの本を読んでいると、壁のシミが何か得体のしれないものに見えはじめ、視界の片隅に何かが蠢きはじめるのだが焦点を合わせると消え失せてしまうのである。あれは一体……?

 書き下ろし作品であるにもかかわらず、第五十七話「狛犬」をどこかで読んだような気がするのは一体何故なんだろう?

 閑話休題。「京都」である。

 明確に地名が記されていたのは、東山の某霊園からかかってくる電話の話だけであった。

 琵琶湖から京都へ向かう国道にいた女の子は、具体的にどこの場所にいたんだろう?
 比叡山の大阿闍梨の話。後日談のようなことが本当に起こり得るんかねえ?

 ▼ それでもアナタは山へ行きますか?

いよいよ今日から明日にかけて……。

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 いよいよ今日から明日にかけて、愛宕神社の千日詣りでございますねえ。

 今年もオイラは行けません。

 行ける方を妬みつつ、お気を付けて行ってらっしませ。盛大おきばりやす。

 さて、愛宕山の天気はどないでしょうか?

 オイラはいつも「てんきとくらす」で確認しています。

妄想千日詣り2014@愛宕神社

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 だいたいカレンダーの日付なんちゅーもんを気にするからいけない。

 現代日本は太陽暦を使っちゃいるが、その昔は太陰暦を使っていたんだし、世界には独自のカレンダーで生活している国々があると言うじゃないか。そのぐらい「日付」ってヤツのアイデンティティーは曖昧なものなのだ。諸君、ヤツに平伏す事なかれ!

 今日が「7月31日だ!」と念じれば、誰が何と言おうがオイラにとっちゃ、今日は愛宕神社の千日詣りの日になるのである。(。+・`ω・´)☆キラリーン

 と去年、記事を書いてから早一年。妄想千日詣りの日が、とうとうやって来た。

 なんと、オイラが愛宕山へ登るのも一年ぶりであったのだ。

 ▼ 一年間ありがとうございました。新しいお札をもらいに行かせてもらいます。

 (便宜上)8月3日(日)

 ▼ 7:38 清滝バス停に到着。阪急嵐山〜清滝は均一料金区間230円。

 ▼ バス停そばの坂道に、以前はなかった道標が設置されているぞ。

 ▼ 7:49 二の鳥居に到着。

 ▼ 気温25℃。前夜の雨の影響で(湿度計はないが)湿度90%以上はありそうな感じである。

 今年は表参道を歩かず、大杉谷コースを歩いてみよう。
 ▼ 裏お助け水(仮称)に来た時点で、もう汗まみれ。今日は蒸し暑さとの戦いだ。顔を洗う。

 ▼ 8:15 分岐。大杉谷コースは左の坂道。

 ▼ 8:30 分岐。大杉谷コースは右。

 ▼ 第一ベンチそばのお助け水で顔を洗う。暑い。シンドイ。

 ▼ 当初、ここを直進して水尾別れ付近に出るつもりでいたのだが、写真では分かりずらいが急坂になっていて、初めて歩く道だし、今の体力を考えると「ムリ(+_+)」とあきらめる。

 ▼ 上の写真を見て、お分かりいただけたであろうか。左の木の幹付近に黒い顔のようなものが写っているような……。minchouさんにこれが何なのか解析してもらおうw

 ▼ 9:08 第二ベンチに到着。京都市街地を見下ろせるここからの眺めは良いのだ。


 ▼ 第三ベンチを過ぎるあたりから、オイラにメマトイなのかハエなのか小さい羽虫がまとわりつきはじめる。

 そこへ、くすんだトラ縞模様の大きめの羽虫が参入してきた。アブだ。
 一度手で追っ払って刺激したのが悪かったのか、アブが敵対行動をとってきた。
 アブの攻撃性と敵に対する執念深さは、昔、大文字山で体験済みだったので、「ヤバイ!」と思ったけれど時すでに遅し。
 ▼ オイラもタオルをヌンチャクのごとく振り回しながら応戦しつつ、山を登る。

 下り道なら走って逃げきれる可能性があるが、あいにく登り道だ。
 しかもここまで歩いて来るのに、かなり体力を消耗している。一度走ったが10mも進めない。ハアハア、ゼイゼイ。
 背中のザックの中には、虫よけスプレーが入っているのだが、取り出す余裕を与えてくれないアブの容赦ない攻撃が続いているのだ。どないしょー!
 ヌンチャク作戦もかなり体力を消耗する。
 200mほどアブにつきまとわれていたが、九十九折りの道に着いたぐらいで一瞬アブの攻撃が和らぐ。
 ▼ 今のうちにと、虫よけスプレーを用意。やはりアブはやって来たが、スプレー攻撃には勝てないとわかったのか、それっきりアブの襲撃は収まった。やれやれ。

 ▼ 9:59 牛歩で九十九折り道を踏破。月輪寺道と出合う。

 ▼ 頂上に近づくにつれ、だいぶ涼しくなってきた。ガスってもいる。

 ▼ 去年来た時にはなかった月輪寺を示す道標。

 ▼ 愛宕神社境内に入り、いよいよラストの階段だ。

 ▼ 10:25 拝殿に到着。去年、表参道で来た時よりも30分遅い!


 ▼ お詣り後、古いお札を納める。

 ▼ 新しいお札をゲット。今年も一年、よろしくお願いいたします。

 ▼ 恒例(?)の運試しおみくじは「吉」。

 ▼ 気温20.5℃。汗ばんだシャツを着てジッとしていると少々肌寒い。

 ▼ 10:40 下山開始。

 ▼ 水尾別れにも道標が新設されている。

 ▼ ツツジ尾根への分岐。

 ▼ 嵯峨消防分団が100m間隔で設置してはる看板。こんなふざけた文章やったけ? 下山中、笑わせてもらいましたで。1〜40まで、すべてを写真に収めてコンプリートしたくなる。


 ▼ 茶屋跡休憩所に、嵯峨消防分団からのメッセージがありました。


 ▼ 暑い〜! お助け水はまだか〜という思いで下山してきたが、水量はチョロチョロでした。顔を洗う。

 ▼ 12:24 無事、二の鳥居まで下山。(^^)v

 ▼ 現在の気温29℃。

 ▼ 今回も鳥居前の「智楽庵」さんの店先でスゥッ・・・(ーoー)y゜゜

 ▼ 清滝川で川遊びに興じる少年少女たち。オイラも飛び込みたい。

 ▼ 13:00発の阪急嵐山駅ゆきのバスに乗って帰る。

 ▼ 本日の歩行距離=12.2km。相変わらず大杉谷でのGPSの感度が鈍い。
(←クリックしよし)

 オイラは下山中、登って来はる人と目が合ったら「こんにちは」と言って歩いていた。

 うら若き山ガールと目が合ったので「こんにちは」と言うと、千日詣りの時に言う「おくだりやす」という返答だったのでビックリした。

 オイラは慌てて「おのぼりやす」と照れ笑いながら言い返したのであった。

 件の山ガールとすれ違う一瞬しか顔を見ていないのであるが、TVアニメ「ルパン三世」(第1シリーズ)の峰不二子に似たベッピンさんだったような気が……。

 ▼ ふーじこちゃーん、来年の妄想千日詣りの8月2日に、またお会いいたしましょう。

NHKスペシャル「京都 五山送り火」

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NHKスペシャル 京都 五山送り火 [DVD] 山折哲雄 NHKエンタープライズ

 【内容紹介】 from Amazon
 "京都の「五山送り火」は、盆の終わりの8月16日夜8時からの40分間だけ、「大」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」という文字や絵が、京都を囲む五つの山に順に灯される。山の斜面に浮かび上がるダイナミックで勇壮な火文字。その燃え上がる炎を、京都の町の人々は失った家族のことを思いながら静かに見送る。
 2007年8月16日に行われた五山送り火の準備風景から鎮火まで、ハイビジョンカメラ20台で完全生中継したNHKスペシャルを、ライブ感そのままにDVD化。京都の街全体を舞台に、時時刻刻、さまざまに表情を変える五山送り火を映し出す。"
 解説:山折哲雄(宗教学者)
○2007年8月16日にNHK総合テレビで放送されたNHKスペシャル「生中継 京都 五山送り火」を収録

 いよいよ今年の五山送り火の日が近づいてまいりました。

 さて、今年はどこで見ましょうか?

 当初、善気山に登って見ようかな思っていたのですが、当夜のスケジュールがタイトそうなので登れそうにありません。

 京阪電車で上洛する予定なので、鴨川周辺になるでしょうね。

 おのぼりさんの一員となって群衆の中で送り火を見るのも、たまにはよいかもしれません。

 いやいや、今年も北白川まで足をのばしてみようかしら。

 ホントは一度、火床のそばで見たいんですがね。たぶん、熱くて煙たいんでしょうね。

 オイラは大文字山の関係者ではないので、弘法大師堂の灯明から点火されるシーンをナマで見ることは生涯ないのである。

 オイラには、炎が映った水を飲みほして無病息災を願うのが関の山。(やった事ないけど)

 なによりも当日、悪天候になりませんように。

 でも、涼しい部屋でテレビで見るのが一番なのかもしれませんなあ。

第27回下鴨納涼古本まつり

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 台風11号の影響で8月11日〜16日の開催予定が、8月12日〜16日に変更となった下鴨納涼古本まつり

 8月13日(水)

 ▼ 9:07 糺の森に到着。

 ▼ 古本まつりは10時からなんで、各店舗、まだ準備中。

 ▼ 早々にブルーシートをはずした店舗もありました。

 ▼ まずは、下鴨神社へ参拝しておこう。

 ▼ 「今日も面白き本と出会えますように」

 ▼ 去年のみたらし祭の時に授与していただいたお守りを納める。


 ▼ 今日の御手洗池。水量が少ない。

 ▼ ところが、正面に見える御手洗社(井上社)の背後からは、凄まじい勢いで水が出ているのであった。


 ▼ 神紋になっている双葉葵が群生している。

 ▼ 糺の森を散策。


 ▼ 平安時代後期の祭祀遺構(復元)。

 ▼ 9:49 古本まつり会場に戻る。

 ▼ 10:00 本部前で謹製うちわをゲット。このうちわであおぎながら各店舗をまわる事。夏の古本まつりの鉄則である。

 ▼ 各店舗を一巡して京都本を2冊購入。気づくと、開店1時間で人がぎょうさん来てはりますわ。

 ▼ 11:16 そろそろ帰ろう。泉川のほとりで少年が写生中。夏休みの宿題かな?

 ▼ 来る五山送り火のビューポイント探しに余念がないオイラである。ここは穴場かもしれないが、街灯がじゃましてます。

 ▼ 御蔭橋の上からは「法」。当日、ここは人がいっぱいですわ。

 ▼ 高野川沿いに出町柳駅まで歩く。

 ▼ 8月14日現在、週間天気予報によると8月16日は時々になってるぞ。空模様は大丈夫なんか?


2014 五山送り火・雨天の送り火もやむなしと思ってましてんけど……。

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 ニュースによると、8月16日の京都府内は局地的豪雨があったようで、京都市内のマンホールでは雨水が逆流して噴水したり、用水路に転落して亡くなられた方がおられたり、避難勧告・避難指示が出た地域もあるという大変な悪天候であったのだ。

 大文字山がある左京区も、18時までの1時間に約100ミリが降ったとみられ、京都地方気象台は「記録的短時間大雨情報」を出す始末。

 こんな荒天で五山送り火が実施されるのか? 谷口キヨピーさんのラジオを聴いていると、近年では1963年に荒天のため延期となり、翌日実施になったとゆーてはりました。

 18時。「実施に向けて準備中です」というツイートを読んで、とりあえず傘持って曇り空の大阪を出発。

 大雨の天気予報で、もしかしたら五山送り火が延期になる可能性があるという条件下で、大阪から京都へ送り火を見に行く酔狂な御仁が数多くいるハズもなく、例年なら京阪特急は満員なのだが、今年はシートに座れる余裕さえありましたでえ。

 下車しようと思っている神宮丸太町駅は普通電車しか停まらないので、一度、三条駅で特急を下車。

 ところが、やって来た出町柳行き普通電車はチョー満員。今年は近場の人が、雨もやんだし行まひょか、てな感じで点火する20時間際に大勢来はったのかなあ? (市内の人出は約4万人で昨年の半数。(京都府警調べ))

 ▼ 19:40 京阪・神宮丸太町駅下車。天気は。鴨川が増水のため左岸は立ち入り禁止。

 ▼ 右岸は荒神橋まで歩行可能でした。

 ▼ (写真では分かりずらいが)荒神橋の上は点火待ちの人でいっぱい。しかもオーブが飛んでるぜ。

 ▼ 府立医科大学付属病院の敷地から見ようと思い立ち、移動。ところが門前に立っていた警備員に「今夜は立ち入り禁止です」と止められちゃった。(;´Д`)

 よし、ならば京都御苑や! と急ぐ。

 ▼ 20:01 清和院御門をくぐる。大宮御所の北側。人はいっぱいいはったが、場所が広すぎるのでまったく苦にならない。

 ▼ 20:05 ついに大文字山に「大」がくっきり浮かび上がる。なむなむ。

 ▼ 高湿度。雲間に雷光が見え、傘いらずの少雨が時たま降りましたが、昼の天気を考えると今の状況はまさに僥倖。

 ▼ 心霊写真じゃありませんからね。

 20:45 大の字がほぼ消えかかる頃には、もう誰もいなくなっちゃいました。
 ▼ 静かになった大宮御所の塀の下をネコが歩いていたのだが、写す間を与えず、闇に消え去ってしまったなり。

【オイラの観賞地と見えた送り火】(点火時は傘いらずの素晴らしい実績!)

 2005年 吉田山………………………………………大文字
 2006年 京大農学部総合館(部外者立入禁止)……五山すべて
 2007年 吉田山………………………………………大文字
 2008年 自宅にてKBS京都テレビの生中継視聴……五山すべて
       (夕刻雨天だった為、京都には行きませんでした。点火時間には雨はやんでいたようです)
 2009年 銀閣寺道……………………………………大文字
 2010年 出町柳………………………………………大文字、法
 2011年 嵐山渡月橋…………………………………鳥居形、大文字
 2012年 善気山………………………………………五山すべて
 2013年 北白川………………………………………大文字、船形、左大文字、鳥居形
 2014年 京都御苑……………………………………大文字
 2015年 ?

さてみなさん、第11回京都検定の実施要項が発表されたんです。

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 先週、京都商工会議所の京都検定事務センターから手紙が届いてましてん。

 1級は難易度「激ヤバ」なんでオイラはパスしますけど、みなさん方はどんどんチャレンジしてみてくださいねえ。

 詳細は「京都・観光文化検定試験」の公式HPでドゾ。

『京都の大路小路』

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京都の大路小路 小学館 小学館

 【内容紹介】 from Amazon
 「糸屋町には傘いらん」西陣の人はこう言った。命より大事な生糸を雨で濡らさぬ工夫から生まれた深い軒下を持っていたから…。歩いて確かめた京都109路の歴史。文化・観光。京の素顔がよく見える。

 下鴨古本まつりで買った一冊。
 Amazonで中古本を買った方が安いやないか。

 閑話休題。

 洛中洛外を問わず、京都の東西南北に走る主だった大路小路にまつわる歴史や文化をを、ひとつひとつ丁寧に解説した本なのである。

 監修は、(裏と言いながらなぜか表に出ることが多いような気がする)裏千家・千宗室(15代)氏と、武庫川女子大学名誉教授の森谷尅久氏なので、そんじょそこらの観光本とはワケが違う品格ある一冊。

 表カバーに「平安建都1200年記念出版」と書いたある。つまり、1994年に出版された本なのである。

 あれから20年。

 「大路小路」は今も歴史を刻み続けているので、内容に多少加筆修正が必要な部分もありますが、絶版なのでしかたない。
 そこを脳内補完で読んだとて、一度、京都の通りを端から端まで歩きたくなってくるから、あら不思議。

 平安京を左京と右京に分ける中心軸だった朱雀大路の幅員は約85m。大阪、御堂筋の2倍やん!

 平安中期から後期にかけて、もともと湿地が多かった右京の衰退とともに朱雀大路の幅員が狭まり、時を経て今の千本通へとダイナミックな狭小化を遂げるなんて、桓武帝も想像したらはへんかったやろねえ。

 ▼ 幼き子ども時分は市電やったんかなあ? オイラの千本通は、市電廃止後は乾隆校前(25:48)で市バスを降り、通りの花屋で仏花を買って上品蓮台寺(27:53)まで、母方ご先祖の墓参りに歩く重要な道でおます。
 
 近所に千本えんま堂(引接寺)や釘抜地蔵(石像寺)、船岡山公園などの観光スポットがあるのに、幼き頃から一度として身内に連れて行ってもらったことがない。我が家は「墓参り」に徹してまんねん。

『続 京都の大路小路』

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続 京都の大路小路―新たに歩いた105路の歴史・文化・観光 千 宗室,森谷 尅久 小学館

 【内容紹介】 from Amazon
 正編で取り上げた大路小路は、洛中の南北路・東西路と洛外の路を合わせて109通りであった。京都の路がこれで網羅できるはずもなく、京都の読者を中心に続編への期待が多く寄せられた。その要望をもとに森谷尅久氏をはじめ正編の執筆陣による編集委員会で選び出されたのが、続編の105通りである。その内訳は、洛中の道30通り、洛東・洛南の道49通り、洛北・洛西の道26通りとなっている。続編を刊行するにあたって、監修・執筆を兼ねる森谷尅久氏は本書の「序」の中で、「……正編はメジャーな通りを中心に編まれたものであり、それで京都の大路小路の全貌が明らかになるわけではない。むしろ、一見マイナーな通りと思われる大路小路に、歴史の深淵と市民の栄為がひそんでいるといっても差し支えない。続編として本書を出版するにあたっては、とくに正編にはない京都の大路小路のひだともいえる、沈潜部分を意識的に採りあげた。これによって京都の“ヒストリカル・トレイル”の環が結ばれることになる」と述べている。ヴィジュアルな面としては、正編同様、中田昭氏による新撮影の写真、山谷和弥氏によるペン画も多数挿入されている。正続編の総合索引を巻末に掲載した。

 勢いあまってAmazonで中古本を発注したら、わずか1日で配達されちまった〜!

 まだパラパラっとしかページをめくってないんですが、地元民しか知らんやろー的マニアックな道の数々が載ってます。

 オイラ的にうれしいのは、馴染みのある「雲母坂」「志賀越道」「歌の中山」「愛宕街道」「氷室道」「老ノ坂」などの山道も紹介されてるってことですわ。

 ちょっとお高いけど、正続を一冊にまとめて改訂されたオールカラー版のビジュワル・ワイドも欲しくなっちゃった。どこぞの誰か、ビンボーなオイラにプレゼントしてくれまへんかねえ?

京都の大路小路―ビジュアル・ワイド 森谷 尅久 小学館

消し炭拾いと身勝手六地蔵めぐりで通り過ぎる夏2014

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 前々年、前年もこの時期、同じ事をやってました。

 マンネリ企画ですよ。(^O^)

 8月24日(日) (昼から雨の予報なので、急がなくては)

 ▼ 一度でいいからこんな京阪電車に乗って、もみくちゃにされながら京都へ行きたいな。

 ▼ 7:00 そんな遠大なる妄想を携えながら出町柳に到着。

 ▼ 大文字山の麓まで行くと、玄関に消し炭を吊っているお家が見れる。こんなに大きい消し炭は、コネもないオイラでは一生手に入らない垂涎の一品。


 ▼ 7:40 いよいよ大文字山への登山開始。

 ▼ 二番目の水場のところで治山工事が行われているようだ。ここにあったお地蔵さんは、どこへ引っ越さはったのでしょうか?


 ▼ 夏バテなのか、普段もう少し楽に歩けた道が今日はシンドイ。

 ▼ 151+α段の「いこい階段」もキツイ。

 ▼ 妙案。1段飛ばしで登れば、151÷2≒76段で登れるやん!

 ▼ 8:14 しかしそれじゃ、足にかかる負担がハンパない。 汗ダラダラ、意識モウロウ、身体ヘロヘロになりながら火床に到着。

 ▼ 25℃。風がない。熱い。

 ▼ さあ、金尾の消し炭をいただいちゃいましょう。


 ▼ 写真中央の長細い緑帯の京都御苑で、先週、オイラは送り火を見ていたのだ。

 ▼ 8:40 下山開始。

 ▼ 久しぶりに善気山経由で下りてみよう。

 ▼ 道沿いに害獣防止ネットが張ってある。以前、歩いた時はなかった。


 ▼ 9:06 無事下山。法然院墓地に到着。

 ▼ 墓場の水道で顔を洗う。冷たくて気持ちいい。

 消し炭をゲットした後は、オイラ的身勝手六地蔵めぐりをしましょう。

 地蔵盆の頃、京都では「六地蔵めぐり」なる風習があるのだが、オイラもそれにあやかって街中に点在するお地蔵さん六体を行き当たりばったりでお詣りしていきたい。(複数体並んでいるものも一体と見なす事とする)

 二年もやっていると、付近のお地蔵さんの場所を把握してしまっているのでつまらない。今回は、まだ見知らぬお地蔵さんをめぐることを条件にしてみよう。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり一 浄土院墓地のお地蔵さん。なむなむ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり二 浄土寺下馬場町のお地蔵さん。昨日、今日は地蔵盆の真っ最中。町内の人たちが集まっている中に部外者のオイラが闖入し、オイラしかしない阿呆な六地蔵めぐりを説明するのが億劫である。ここはノボリでご勘弁。なむなむ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり三 北白川小倉町のお地蔵さん。ご詠歌を唱えてはる最中でした。なむなむ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり四 北白川西蔦町のお地蔵さん。遠くからなむなむ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり五 田中西樋ノ口町のお地蔵さん。消防署の車が2台、お地蔵さんを挟むようにして停まっていたのはなぜなんでしょう? なむなむ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり六 田中里ノ内町のお地蔵さん。なむなむ。

 ○

 お地蔵さん探しで町中をさまようと、地元民しか知らないような新たな発見があって面白い。

 ▼ 大工さんがいてはる。

 ▼ 田中神社には孔雀さんがいてはる。

 ▼ 浄土寺西田町界隈には白黒柄のネコさんが多くいてはる。

 ▼ 浄土寺上馬場町、下馬場町は絶好の送り火鑑賞エリア。


 ▼ 子安観音の横に並んではるお地蔵さん群は、「子安観音地蔵」と呼ばれてはるようだ。

 ▼ 京都コンピュータ学院白河校には、懐かしの京都市電が保存されている。

 ▼ 10:42 大阪へ帰る。

 ▼ 本日の歩行距離=10.0km。
(←クリックしよし)

 ▼ もう秋が近付いておりますなあ。

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